ナショナルズ・コービン 8回1失点の快投で4勝目

【メッツ1-5ナショナルズ】@ナショナルズ・パーク

開幕前に地区優勝候補と目されながらもなかなか波に乗れない戦いが続いているナショナルズは、先発のパトリック・コービンが素晴らしいピッチングを披露し、チームを勝利に導いた。三者三振という最高の立ち上がりとなったコービンは、3回表二死一・二塁のピンチでJ.D.デービスにタイムリー二塁打を浴びたものの、メッツに与えた得点はこの1点だけ。メッツ打線に連打を許さず、8回108球を投げて被安打4、奪三振11、与四球1、失点1という見事なピッチングで今季4勝目(1敗)をマークした。メッツは先発のウィルマー・フォントが3回途中5失点KOと大誤算で今季初黒星(1勝)。リリーフ陣は合計5回2/3を無失点と好投したが、打線がコービンを攻略できなかった。

ナショナルズは初回にアダム・イートンの四球とビクトル・ロブレスのバント安打で無死一・二塁のチャンスを迎え、アンソニー・レンドンのタイムリー二塁打、フアン・ソトのショートゴロ、ハウィー・ケンドリックのタイムリーで3点を先制。3回裏にはロブレスの8号ソロで1点を追加したあと、一死三塁からケンドリックにもタイムリー二塁打が飛び出し、早々にフォントをノックアウトした。その後は追加点を奪えず、6回以降は走者を出すことすらできなかったものの、コービンが快投。4点リードの最終回は防御率1.00の守護神、ショーン・ドゥーリトルがメッツ打線の中軸を三者凡退に抑え、試合を締めくくった(ドゥーリトルの防御率は0.95に)。

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