教員の人事評価データ書き換えか

大阪市立の工業高、授業力査定で

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男性教諭の平均が学校平均を上回ったアンケート結果(奥)と、学校平均が上方修正されたアンケート結果

 大阪市で昨年度から始まった教員の新人事評価制度を巡り、授業力査定につながる生徒対象の授業アンケートのデータを管理職が勝手に書き換え、低い評価を付けられたとして、市立東淀工業高(同市淀川区)の40代の男性教諭が今年4月、市に公益通報したことが16日分かった。「評価に正当性はなく無効」と市教育委員会にも苦情を申し立てた。市教委は「調査する」としている。

 専門家は「制度の信頼性が揺らぎかねない」と指摘しており、教育現場で波紋を広げそうだ。

 市教委は新制度で評価の厳正化を求め、従来制度でほとんどなかった下位評価を一定程度出すのが望ましいとの立場。