ヤンキース・アンドゥハーが右肩手術を選択 今季終了へ

日本時間5月16日、ヤンキースは右肩関節唇を断裂して故障者リスト入りしているミゲル・アンドゥハーが右肩の手術を受けることを選択したことを発表した。手術は日本時間5月21日にチームドクターのクリストファー・アーマッド医師によって行われる予定となっており、アンドゥハーの戦列復帰は2020年シーズンになる見込みである。

アンドゥハーは今季の開幕第3戦、オリオールズとの試合で走塁時に三塁ベースへ手から戻った際に右肩を痛めた。直後に故障者リスト入りし、右肩の故障が打撃には影響しないだろうとの予測のもと、手術せずにリハビリを進め、およそ1ヶ月で戦列復帰。しかし、戦列復帰後のアンドゥハーは34打数3安打(打率.088)に終わり、右肩の故障が打撃にも影響を与えていることが明らかになり、最終的には手術を受けることを決断した。

アーロン・ブーン監督は、アンドゥハーの決断について「彼はクラブハウスで愛される存在だし、我々のチームにとって本当に大切な存在なんだ。今回の決断が彼にとって良いものとなることを願っているし、回復に向けての第一歩になるといいなと思っているよ。彼が無事に手術を終え、万全の状態になって戻ってくるのを楽しみにしている」とコメント。昨季ア・リーグの新人王投票で2位にランクインした好打の若手三塁手の順調な回復を願っていた。

一方、昨季アンドゥハーとともにヤンキースの内野陣に新たな風を吹き込んだグレイバー・トーレスは、自身も2017年6月に左肘のトミー・ジョン手術を受けて長期欠場の経験がある。その経験を踏まえ、「手術を受けてグラウンドの外から試合を眺めることは簡単なことではないんだ。どんな気持ちになるか僕は知っているよ。でも、手術するのが彼にとってベストの選択肢だったと思う。そして、彼にとって一番大切なのは辛抱することだ。来季に向けて良い準備をしてもらいたいね」とアンドゥハーにエールを送っていた。

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