FIA-F3:名取鉄平、第1戦スペインではトップとの差を痛感も収穫あり「ドライビングを変えたことが奏功した」

 FIA-F3に参戦するカーリン・バズ・レーシングの名取鉄平。第1戦スペインでは2レースとも入賞できずに終わったが、レース2ではドライビングを変えたことが奏功したと話した。

 フリー走行は、カーリン所属の3人の中では最下位の20番手。さらに予選は28番手と低迷した。2レースともにスタートを決めて順位を上げたものの、24位、15位とノーポイントに終わった。

「とにかくトップとの差を痛感しました。ARTとプレマ・レーシングは、1周2秒くらい速いですから。最後の周に最速タイム出していますしね。あの走りはちょっと、手が届かない。僕の走りもあるんですけど、カーリンのチームメイトもとてもあの速さにはかなわないです」

「セットアップの改善も、急務ですね。具体的にどうしたらいいのか、見えていたらすでに速くなってると思うんですけど(苦笑)」

「それから一人で走ってる分には決して遅くないんですけど、トライデントの1台にしばらく引っかかってしまった。レースでの課題としては、前のクルマを抜くのに時間をかけすぎてることですね」

「レース2では、レース1のあとにエンジニアと話し合ってドライビングを大きく変えたことが奏功しました。ラップタイムも1秒前後上がって。まだまだ順位は下ですけど、昨日よりもいいレースができました

「レース2はその意味で、いろいろ収穫ありました。ただ予選の遅さが、響いてしまいました。次からはもっと、グリッドポジションを上げていかないと。そうすればレース1で、結果が出たと思います」

ホンダF1の山本雅史マネージングディレクターと話す名取

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