【稜線】

 今クールの会社・仕事を題材にしたテレビドラマ「わたし、定時で帰ります。」と「集団左遷」(ともにtys)を興味深く見ている。両ドラマは正反対の労働観を描いているようだが、登場する社会人は(ブラック上司などを除き)、全員仕事には真っすぐに取り組んでいる。だから共感できる。

 「定時で帰る」のをモットーにする東山結衣は、そのために「デスク周りの整理整頓」「付箋やホワイトボードでTODOリスト作成」「アラームを使い、一つ一つの仕事を時間内に終了」など、効率を上げる取り組みを徹底。一方、三友銀行蒲田支店の片岡洋支店長は「がんばりましょう」と、昼夜を問わず駆け回る。どちらも「働き方」を考える上で、良い教材だ。(K)

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