横浜駅西口で訪日客へサービス強化 AIでメニュー提案も

店ごとのこだわりのメニューや料理に合う酒の提案などを多言語で受けることができる「Satisfood」

 相鉄ビルマネジメント(横浜市西区)と横浜西口エリアマネジメント(同)は15日、訪日外国人客(インバウンド)へのサービス向上を目的とした「横浜駅西口インバウンドプロジェクト」を開始した。今秋のラグビーワールドカップ(W杯)や2020年東京五輪・パラリンピックによるインバウンド増加を見据え、同エリアの飲食店や企業が連携し、呼び込みを図る。

 同エリアの飲食店約100店舗に、人工知能(AI)を使ってレストランのメニューを提案する「Satisfood(サティスフード)」を導入。スマートフォンでQRコードを読み取ると、多言語でお薦めの食事や酒のメニューが提案される仕組み。

 またベジタリアンと、卵や乳製品など動物由来の食品を一切口にしないビーガン向けには、大豆製品などを使ったメニューを共同開発し、各店でアレンジして提供する。

 9月には連携した飲食店などを記載した英語表記マップを、周辺ホテルや観光案内所などで配布予定。位置情報と連動したオンラインマップサービス「ストローリー」も導入予定で、効果的にエリアの情報を発信していくという。

© 株式会社神奈川新聞社