伯国、亜国勢が上位席巻=ブエノスで南米相撲選手権大会

出場した選手ら

出場した選手ら

 南米相撲協会(籠原功会長)、アルゼンチン相撲連盟共催の「南米相撲選手権大会」が5日、アルゼンチンのブエノス・アイレスの市営体育館にて開催された。男子は24回目、女子は12回目を迎える今大会には、伯国、亜国、チリ、パラグアイの4カ国から12人、28人、3人、6人の計49人の選手が出場した。
 少年の部は軽量級、中量級、重量級、無差別級の4階級、成人の部は重量ライト級を加えた5階級で取組が行われ、伯国と亜国選手が上位の多くを占める結果となった。
 大会結果は以下の通り(敬称略)。なお、掲載のない部門は出場選手がいないため。
 【男子成人個人】軽量=グズマン・マウリシオ(亜)、中量=ビッツ・フィゲロア・ゴンザーロ(亜)、重量ライト=キアバレーラ・チアゴ(伯)、重量=デ・サ・ジュニア・ルイ・アパレシード(伯)、無差別=デ・サ・ジュニア・ルイ・アパレシード(伯)【男子少年個人】軽量=マジーノ・マチアス(亜)、中量=トモヤ・セキ・ウィリアム(パ)、無差別=ギリェルメ・フクシマ(伯)【男子成人総合】伯国【男子少年総合】亜国
 【女子成人個人】軽量=サンチーラン・モイラ(亜)、重量ライト=ナディア・ルイス(亜)、無差別=マヤラ・ペレイラ・セバスチアン(伯)【女子少年個人】軽量=ラミレス・ブリーザ(亜)【女子成人総合】伯国
 【混合】サンバ・ブラジル(伯)

伯国選手団

伯国選手団

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 5日に行われた「南米相撲選手権大会」では、伯国と並んで亜国選手の活躍が目立った。前回大会ではチリを除く3カ国から選手が出場する中、伯国選手が全部門で優勝を収めた。前回は聖市開催だったが、今回は亜国開催で地元選手が多かったこともあり、亜国選手の躍進には目覚ましいものがあった。JICAボランティアで伯国の相撲指導者を務め、今大会でも審判部長を務めた飯田浩之さんは、「亜国は参加選手も多かったが、それ以上に勝ちたい気持ちが強かったように思う。伯国選手はマット土俵に苦戦したが、日々の練習を活かし多くのメダルを獲得できた」と大会を振り返った。いつの日か南米から大相撲の三役が出る日が来るかも?!

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