長崎は高血圧の人 多い傾向 全国最悪水準 生活習慣 改善呼び掛け

きょう「世界高血圧デー」

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 17日は「世界高血圧デー」。長崎県によると、本県は高血圧の人の割合が高い傾向にあり、全国ワースト1位の水準を示すデータもある。県は栄養バランスの偏りや運動不足などが一因とみており、生活習慣の改善を呼び掛けている。
 NPO法人日本高血圧学会(東京)によると、国際的な学術機関である国際高血圧学会の一部門、世界高血圧リーグが2005年、17日を「世界高血圧デー」に制定。この日に合わせて、世界各地で啓発活動が展開されている。
 日本高血圧学会によると、一般に高血圧は「上(収縮期)140以上」「下(拡張期)90以上」の両方、もしくはいずれかに該当する場合とされる。県が5年に1度実施する県健康・栄養調査(16年度)によると、上の血圧の県平均は男性135.0、女性128.6。前回(11年度)と比べ、男性は3.2、女性は3.9、それぞれ下がった形だが、厚生労働省が15年度の特定健診の結果などをまとめた「第3回NDBオープンデータ」を県が分析したところ、上の血圧は全国で最も高い水準だったという。
 同省の「国民健康・栄養調査」によると、他都道府県と比べ、本県は野菜の摂取量と歩行数が少なく、健診受診率も低かった。県国保・健康増進課は「高血圧の原因は一概に言えないが、こうした生活習慣が影響したのでは」としている。
 県は「健康長寿日本一の県づくり」を掲げ、各種施策に取り組んでいる。昨年度から「3MYチャレンジ」と銘打って▽毎年1回の健診受診▽毎日9千歩の運動▽毎日3回の野菜摂取-を提唱。自主的に健康づくりに取り組む県民を「ながさき健康長寿メイト」として登録する制度も始めた。同課は「できることから取り組んでほしい」と呼び掛けている。