春の全国交通安全運動 小学校の通学路 一斉取り締まり 長崎県警

長崎市立小島小の通学路で行われた取り締まり=同市愛宕2丁目

 春の全国交通安全運動(11~20日)の一環で、県警は16日、県内小学校の通学路など32カ所で一斉取り締まりをした。児童の安全確保を目的に、朝の通学時間帯に通行禁止違反など計123件を摘発した。
 このうち長崎市立小島小の通学路では、歩行者専用道路となる午前7時半~8時半に長崎署の警察官が取り締まりを実施。児童が登校する中、車両の通行禁止違反で16件を摘発した。
 県内の摘発の内訳は通行禁止違反が41件で最多。最高速度違反33件、信号のない横断歩道で車両が歩行者の通行を妨げるなどの「歩行者妨害」26件、一時不停止7件と続いた。
 8日に大津市で発生した保育園児死傷事故など全国で子どもが犠牲になる事故が起こっている。県警交通指導課は「子どもたちは運転者が予想できないような動きをする。特に通学時間帯は十分注意して運転してほしい」としている。

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