池田早苗さん死去 86歳 被爆語り部 きょうだい5人失う

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「地球市民集会ナガサキ」で反核を訴える池田早苗さん=2013年11月

 長崎の被爆者5団体の一つ、長崎原爆被災者協議会(長崎被災協)の理事、池田早苗(いけだ・さなえ)氏が16日午後6時20分、急性心筋梗塞のため長崎市の長崎大学病院で死去した。86歳。長崎市出身。自宅は長崎市江里町。通夜、告別式は未定。
 12歳の時、爆心地から約2キロの長崎市小江原で被爆。5人のきょうだいを失った。2001年8月9日の長崎原爆の日の平和祈念式典で被爆者代表として「平和への誓い」を読み上げ「戦争が憎い、原爆が憎い、核兵器が憎い」「核兵器廃絶と平和のための運動を、若い人々と、共に行動していくことを被爆者の一人として誓います」と訴えた。
 長崎平和推進協会継承部会の部会員として、語り部活動に尽力。同市の浦上川沿いで14年に整備された原爆死没者を慰霊する花壇の手入れにも汗を流した。
 「長崎被災協・被爆二世の会・長崎」の佐藤直子会長(55)は池田氏の長女で、池田氏の被爆体験を語り継いでいる。