殺人容疑で川崎の16歳少年を家裁送致 包丁で祖父切る

 祖父=当時(76)=を包丁で切り付けて殺害したとして、横浜地検川崎支部は17日、殺人の疑いで、川崎市幸区に住む当時中学3年生の少年(16)を横浜家裁川崎支部に送致した。同支部は処遇に関する家裁への意見内容を明らかにしていない。

 家裁は同日、少年に対して2週間の観護措置を決定。今後、少年審判を開始するかなどを判断する。

 少年は1月15日、川崎市川崎区の祖父宅で、祖父の顔を殴り、包丁で額を切り付けるなどして殺害しようとしたとして、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された。祖父は翌16日に死亡。同支部は刑事責任能力の有無や程度を調べるため、同30日から5月13日まで少年を鑑定留置していた。

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