歌に合わせ即興の舞、平安期の「今様」再現 京都・若一神社

©株式会社京都新聞社

詠み上げられた歌に合わせ、即興で舞を披露する白拍子姿の会員(京都市下京区・若一神社)

 平安時代後期に流行した歌謡「今様(いまよう)」を詠み合う「今様合(あわせ)」がこのほど、京都市下京区の若一神社で行われた。歌人が詠んだ歌に合わせ、白拍子姿の女性が即興で舞を披露した。

 今様は七五調を基本にした4句から成る。鎌倉時代に衰退したものの「日本今様謌(うた)舞楽会」(京都市右京区)が戦後に復興し、国内外で公演している。

 この日の公演には、公家の子孫という男性(62)=大阪市=ら2人を歌人として招いた。会員を含む歌人たちは2組に分かれ、「縁」を題にした歌を色紙にしたためて比べ合った。

 判者役が選んだ秀作の歌をイメージした舞を、女性がゆったりとした所作で披露し、参加者たちが平安期の優雅な遊びに興じた。