オリ延長戦は1勝4敗3分け、勝負弱さ露呈 西村監督「戦う姿勢を見せてくれ」

「KANSAI CLASSIC(関西クラシック)2019」の近鉄ユニフォームを着用したオリックス・西村徳文監督【画像:(C)PLM】

延長10回1死三塁から森が右翼へ勝ち越し犠飛、中村が8号ソロ

■西武 7-5 オリックス(17日・京セラドーム)

 オリックスは17日、本拠地での西武戦を延長10回、5-7で敗れ2連敗。これで今季の延長戦は8試合で1勝4敗3分けとなった。

 「いてまえ打線」で挑んだ1戦も終盤の好機であと1本が出なかった。チームは延長10回に登板した小林が森に勝ち越し犠飛、中村にソロを浴び敗戦。試合後、西村監督は「2度、同点に追いついたんですが。8、9回のチャンスをね…特に8回のチャンスでしっかり点を取っていかないと」と嘆いた。

 同点の8回は1死満塁のチャンスを作ったが後藤が遊ゴロ、マレーロが空振り三振に倒れ勝ち越しの絶好機を逃した。9回も1死からドラ7中川の中前打と犠打で2死二塁とサヨナラの好機を作ったが福田が空振り三振に終わっていた。

 3回までは先発多和田の前に完全投球と打線が沈黙。4回の攻撃前には西村監督、自らが円陣の輪に入り「もっと戦う姿勢を見せてくれ」と檄を飛ばす珍しい場面も。打線は息を吹き返したのように大城にタイムリー、吉田正が9号2ランを放ち一時、同点に追いつくなど粘りを見せた。

「ベンチも明るくなったけど、『よーいどん』でやっていかないと。戦う姿勢はプレーボールがかかってじゃないとね。後手後手になっても…」

 オリックスはこの日からの3連戦を「KANSAI CLASSIC(関西クラシック)2019」と題し、赤を基調とした1999年の近鉄ビジターユニホームを着用。指揮官の檄も勝利に結びつかずカード初戦を落とした。(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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