世界中のサッカー情報を網羅するQoly編集部が今、ちょっと気になっている選手を有名・無名を問わずにお届けする「今週の5名」。
欧州ではシーズンが終わりに近付ているが、今週はどんな選手が登場するのだろうか?
ギリェルミ・シェッチーニ(ブラジル)
所属クラブ:サンタ・クララ(ポルトガル)
今季も結局ベンフィカとポルトのマッチレースになっているポルトガルリーグであるが、珍しく最終節までもつれ込んだ。
リードしているベンフィカであるが差は2だけ。負ければポルトに追い抜かれてしまうかもしれない。そこで注目したい、最終節で対戦するサンタ・クララのFWギリェルミ・シェッチーニだ。
2部リーグ時代にサンタ・クララでプレーし、大して活躍もしなかったブラジル人FWであるが、中東での1年を経て戻ってきたら大爆発。10日のフェイレンセ戦ではハットトリックまで決めてしまった。
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サンタ・クララは最終節でベンフィカと対戦する。乗りに乗っている彼がポルトガルリーグの優勝争いを左右する男になるだろう。(編集部K)
ユスフ・ニアカテ(フランス)
所属クラブ:ウニオンSG(ベルギー)
ベルギーリーグのELプレーオフで得点を量産している男がいる。マリ系フランス人FWのニアカテだ。
所属するウニオンSGはベルギーファーストディヴィジョンBに属する、つまり2部だ。ELプレーオフは1部の7~15位のチームに2部の1~3位を加えて争うのだが、ウニオンSGはニアカテの活躍もあり首位と勝点1差の2位と大きな躍進を遂げている。
ブローニュなどに所属していたがフランスでは3部レベルで5点とれれば御の字でゴールが量産できずにベルギーへ流れついた。それが2部、プレーオフ共にほぼ1試合で1ゴールのペースで得点を量産するのだから世の中わからない。
昨年9月には技ありなバックヒールでのゴールを決め、Youtubeではまるでイブラヒモヴィッチだ!とも注目されたほか、アンデルレヒト相手にハットトリックも達成。来季、1部リーグでの躍動も期待したい。(編集部Q)
ルーカス・パケタ(ブラジル)
所属クラブ:ACミラン(イタリア)
日本代表も招待されているコパ・アメリカ。開催国ブラジルで期待されている逸材のひとりがパケタだ。
冬に移籍したミランでもすでに主力となっており、ガットゥーゾ監督も高く評価している。ただ、セリエA第35節ボローニャ戦では退場になってしまった(以下動画4分から~)。
相手選手と接触した後、主審からイエローカードを提示されると憤慨。直後に一発レッドを突きつけられてしまった。
この時点でセリエAの残りは3試合だったが、パケタは3試合の出場停止でシーズンが終わりに…。とはいえ、母国開催のコパ・アメリカではきっと奮起するはず。ネイマールとの共演にも注目したい。(編集部I)
高丘 陽平(日本)
所属クラブ:サガン鳥栖(日本)
金Jのサンフレッチェ戦に勝利し今季初の連勝を飾ったサガン鳥栖。復調したチームでゴールマウスを守っているのが、23歳の高丘陽平だ。
前所属の横浜FCでは、2017シーズンのJ2で41試合に出場。181cmとGKとしては小柄ながらポジショニングやシュート対応力に優れ、2018年に鳥栖へ期限付き移籍。今年完全移籍を果たした。
出身は横浜FCのアカデミー。ここのジュニアユースは2006年創設と比較的歴史が浅いのだが、1期生に小野瀬康介(現ガンバ大阪)、2期生に木下康介(現シント=トロイデン)、そして3期生に高丘と、毎年のようにタレントを輩出している。
先日、17歳ながら飛び級でU-20ワールドカップの日本代表に選出された斉藤光毅も同アカデミー出身。監督交代に揺れる横浜FCファンにとって高丘らの活躍は嬉しいニュースとなっている。(編集部O)
ブルーノ・タバタ(ブラジル)
所属クラブ:ポルティモネンセ(ポルトガル)
トゥーロン国際大会に臨む日本代表が発表されたが、今年はブラジル代表も参加し、そのメンバーにポルティモネンセで中島翔哉とチームメイトだったブルーノ・タバタが選ばれた。
一昨年、同大会に参加したセレソンには二人の日系人ファブリシオ・オヤ、ガブリエウ・カズが選ばれ話題に。じゃあタバタも?と思われるかもしれないが、実は全く関係ない。
かつて日本代表入りも囁かれたブラジル生まれの日系人ホドリゴ・タバタに「顔が似ている」というだけで、それがニックネームとなり登録名になったのだ。
横浜F・マリノスのエジガル・ジュニオもその登録名には逸話があるが、ブラジルは相変わらず自由過ぎる…。(編集部H)