18日から本拠地でロイヤルズ3連戦、エンゼルスタジアムには大谷の“露出”が激増
エンゼルスの大谷翔平投手は、17日(日本時間18日)から本拠地でのロイヤルズ3連戦に臨む。大谷は7日(同8日)の敵地タイガース戦で復帰。エンゼルスはそこから9試合連続で敵地で試合を行っており、大谷は復帰後初めて本拠地の打席に立つことになる。
昨季は打者として打率.285、61打点、10盗塁、日本人メジャーリーガーの1年目として最高の22本塁打、投手としても4勝2敗、防御率3.31の成績を残し、ア・リーグ新人王を受賞。1年でエンゼルスのスター選手としての地位を築き、今季から本拠地エンゼルスタジアムには大谷の“露出”が激増した。
スタジアム外壁、チケット売り場の上部には「打者・大谷」の大きな写真が登場した。アルバート・プホルス外野手やマイク・トラウト外野手らと共に、チームの“顔”の一人としてエンゼルスタジアムに訪れたファンを迎え入れる。さらに、スタジアム内通路の「WALL OF FAME」では、「ROOKIE OF THE YEAR」として「TIM SALMON 1993年」「MIKE TROUT 2012年」の下に「SHOHEI OHTANI 2018」の名前がしっかりと刻まれている。
その他、スタジアム内の壁面にはいたるところに大谷の写真が。また、グッズコーナーには「トラウトコーナー」と同じように「大谷コーナー」があり、その人気の高さをうかがい知れる。
大谷は「ファンにとってはかけがえのない存在」
スタジアム内外の大谷の露出が増えたことについて、エンゼルス広報部のアダム・チョズコ・シニアーマネージャーは「彼はこの1年でスーパースターになった。もちろん、エンゼルスのスーパースターでもあるからね。露出が多い、良い選手ほど、ここのファンにとってはかけがえのない存在だし、エンゼルスを代表してくれるしね。それをオオタニはしてくれているんだ。ファンは彼の活躍をとても喜んでいるし、我々としても彼がうちのチームのユニホームを着てくれていることに誇りを持っている。もちろん他にもトラウトだったり、(タイラー)スカッグスだったりと、試合中だけでないところでも影響力の大きい選手は露出が多い。ファンはそれを喜んでいるよ」と話す。大谷はまさにエンゼルスを代表する選手の1人となったのだ。
チョコズ氏はさらに「特にここのチームに長く貢献してくれる選手たち、トラウト、ショウヘイ、(ジャスティン)アップトン、(アンドレルトン)シモンズ、アルバート)は前に大きくバナーが飾ってあるだろう。特にオオタニなんかは1年という短い期間でそれをできるということは我々もファンも嬉しいことだよ。この選手たちが中心となって引っ張っていくことをファンたちも喜んでいるんではないかな」と続ける。エンゼルスを牽引する存在として、大谷にかかる期待は大きい。
13日(同14日)の敵地ツインズ戦で復帰後初本塁打を放つなど、8試合出場で打率.294、6打点と早くも存在感を見せている大谷。復帰後初の本拠地での一戦は、“歓迎ムード”で大歓声に包まれることは間違いない。(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)