兵庫・相生ペーロン祭 琴海尾戸チーム「初優勝を」

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大会に向け、練習に熱が入る琴海尾戸チーム=形上湾

 昨年夏の長崎ペーロン選手権大会で初優勝した琴海尾戸チーム(長崎市)が、26日に兵庫県相生市で開かれる2019相生ペーロン祭に、長崎代表として出場する。舟やレースの距離など、長崎の大会との違いを乗り越え、同祭でも優勝をと、練習にも力が入る。
 「ヨーイサー」。14日夜、大村湾内の形上湾に威勢のいい掛け声が響く。真っ暗な中、伴走船の明かりに照らされながら、こぎ手たちは歯を食いしばり、水面にかいを突き刺すようにこぐ。太鼓に合わせ、スタートからピッチを上げ、最高速度まで一気に舟を持っていく。
 琴海尾戸チームのメンバーは、琴海尾戸町在住者を中心に38人で構成し、こぎ手は18~41歳。相生のスタイルに合わせ4月上旬から主に平日の夜、5月からは土曜日も加え、約2時間程度練習を続けている。
 長崎大会の優勝チームは毎年、翌年の相生市のペーロン祭に出場している。同市によると1922年、本県出身者がペーロンを伝えたという。相生の舟は現在の長崎よりやや長く、こぎ手は2人多い28人。長崎が1150メートルのコースなのに対し、予選600メートル、決勝900メートル、ターンは反対の右回りという違いがある。
 監督の平利樹(ひらとしき)さん(42)は「コースが短い分、スタートの瞬発力や、かじが大切」と話す。「一生懸命させ(こげ)!」。伴走船からげきを飛ばしながらも明るく場を盛り上げる。
 主将の田崎勇希さん(26)は「どんな練習メニューも手を抜かず、長崎代表として初優勝を狙いたい」、唯一の女性のこぎ手、永本明日香さん(24)は「きついときも、こぐことだけを考えたい」と抱負を語った。