【MLB】大谷、不動の3番で本拠地に復帰後初登場 指揮官は期待「3番を打つ理由がある」

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

「3番・DH」で4試合連続スタメン出場「彼のパフォーマンスは向上している」

■エンゼルス – ロイヤルズ(日本時間18日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は17日(日本時間18日、試合開始11時10分)、復帰後初の本拠地での試合となるロイヤルズ戦に「3番・DH」で4試合連続スタメン出場する。復帰後、敵地では8試合に出場してきたが、ブラッド・オースマス監督は「試合毎に良い状態になってきている」と期待を寄せた。

 大谷はここまで打率.294、1本塁打、6打点の成績をマーク。13日(同14日)の敵地ツインズ戦でメジャー復帰後初の本塁打をマークするなど、12日(同13日)からは3試合連続マルチヒットを記録。さらに、15日(同16日)にもヒット1本を放ち、4試合連続安打として本拠地に戻ってきた。

 復帰後初の本拠地での試合では、3試合ぶりの本塁打に期待がかかる。試合前、オースマス監督は「ショウヘイは試合毎に良い状態になってきていると思う。特にデトロイトで左投手3人と対戦した後はそうだった。彼のパフォーマンスは向上していて、打席で良くなっているし、良いスイングをして、安定してボールを強く打っている。それが彼に期待していることだ」と話し、大谷の調子が確実に上がってきていると手応えを示した。

 マイナーでの試合には出場せず、実戦形式の打撃練習をこなしてメジャーに復帰した大谷。それでも、すぐに実戦感覚を取り戻し、結果を残している。オースマス監督は「驚いたか?」との問いに「そんなことはない。彼はとても才能のある選手だ。シムゲームは彼にとってスプリングトレーニングのようなものであり、通常通り実戦に入れた」と指摘。はじめから、大谷がすぐに結果を残すことを信じていたようだ。

 この日も不動の「3番・DH」でスタメン出場。2番トラウトとの“最強コンビ”は相手にとっても脅威となっているが、指揮官は「彼が3番を打っているのには理由があり、3番打者としての役割に期待している」とも話した。「後ろの打者により、違う投球をされる打者はとても少ない。前の打者に影響を与えるにはスター性が必要となる。恐らくトラウトは、オオタニがトラウトに与えるよりも大きな影響を前の打者に与えていると思う」。2人の「スター」の“相乗効果”は確実に出ている。

 大歓声で迎えられることが予想される本拠地“復帰戦”。大谷らしい豪快な一発が飛び出すだろうか。(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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