日胆から11人受章

危険業務従事者叙勲

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 内閣府は、21日付で発令する第32回危険業務従事者叙勲の受章者を発表した。内訳は、全国で3642人、道内で294人、胆振、日高管内は11人が受章した。

 道内の勲章別受章者は瑞宝双光章180人、瑞宝単光章114人。職種別は警察官79人、自衛官153人、消防吏員37人、刑務官等9人、海上保安官16人。年齢別は60~64歳が最多で157人。
(有田太一郎)

危険業務 栄えある叙勲

西胆振2市の危険業務従事者叙勲受賞者に喜びの声を聞いた。

 ◇瑞宝双光章

 ▽坂田政義さん(71)=警察功労、元警視正、室蘭市白鳥台1・10・14
 1966年(昭和41年)、帯広署を振り出しに道警本部薬物指導官、函館方面本部生活安全課長、門別署長などを歴任。20年以上勤めた生安畑では、薬物事犯の取り締まりに尽力した。「目に見える形になる前に捜査する。見えない事件を追い続けた」と振り返る。
 「薬物では本人が犯罪に対する自覚がなく家族が崩壊していくことが多い。更生させることも重要。市民の安心安全を守るという一心だった。上司や同僚、そして支えてくれた家族に感謝したい」

 ▽塩田均さん(62)=防衛功労、元1等陸尉、室蘭市寿町2・23・18
 茨城県出身。1975年(昭和50年)入隊。79年に幌別駐屯地に着任。登別市内で発生した水害や林野火災の災害派遣に出動した。
 2006年(平成18年)からの2度目の幌別勤務では総務、厚生、補給の各班長を務め、登別市との大規模災害時における派遣隊員の留守家族を支援する協定締結にも尽力した。
 各部隊での新隊員教育にも携わり、延べ300人を育成。「先輩、同僚、後輩が一丸となってやってくれた。家族の支えもあっての受章」と感謝している。

 【その他の受章者】

 ▽木村貴良さん(69)=消防功労、元苫小牧市消防司令長、苫小牧市青雲町

 ▽坂本悦治さん(65)=消防功労、元日高中部消防組合消防司令長、新ひだか町静内中野町

 ◇瑞宝単光章

 ▽原昭市さん(67)=消防功労、元室蘭市消防司令、室蘭市港北町3・31・5

 1970年(昭和45年)から42年間、市消防署で勤務。72年からは救助隊として、2000年(平成12年)の有珠山噴火はじめ多くの事故や災害に向き合い、市民の安全のために尽くしてきた。「令和に変わった節目にこのような立派な栄誉をいただき大変光栄です。家族や両親、そして同僚の支えがあってこそ40年以上活動できました」と感謝の気持ちを忘れない。後輩には「災害や事故の際、いつでも駆け付けられるよう心身ともに準備を」とエールを送る。

 ▽中村雅さん(72)=警察功労、元警視庁警部補、伊達市末永町92・1

 伊達市大滝区(旧大滝村)出身。1966年(昭和41年)、伊達高校卒業後、同年警視庁に奉職。新宿騒乱や東大封鎖解除、あさま山荘事件、成田闘争などの警備に当たった。通信指令本部にも従事し、全国警察通信競技大会に警視庁代表として準優勝に輝いた。35歳で脳梗塞を患うも「職場と家族の支えがあり、勤め上げることができた」と2008年(平成20年)3月、定年退職。受章に「大変名誉なこと」と笑顔を見せる。

 【その他の受章者】

 ▽長谷川正直さん(71)=警察功労、元北海道警部、登別市登別東町

 ▽鎌田丈美さん(71)=警察功労、元北海道警部、伊達市南稀府町

 ▽金野正行さん(71)=警察功労、元北海道警部、苫小牧市美園町

 ▽西森集さん(61)=防衛功労、元3等空尉、苫小牧市植苗

 ▽堀正幸さん(70)=消防功労、元胆振東部消防組合消防指令、厚真町上厚真