“転倒の衝撃”から脳を守る!“世界初”の技術を用いた最新サイクリングヘルメットとは?

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声優の野島裕史が、自転車をテーマにお届けしているTOKYO FMの番組「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」。5月12日(日)の放送では、サイクリングヘルメットの安全性を飛躍的に高める“世界初”の衝撃吸収技術「WaveCel(ウェーブセル)」について、開発元であるトレック社のマーケティングマネージャー・西村敏行さんにお話を伺いました。

「WaveCel技術を用いたヘルメット」(トレック社ウェブサイトより)

★“脳に受けたダメージ”は一生治らない…!? ヘルメットの重要性
野島:「WaveCel(ウェーブセル)」とは、どんな技術なのか教えてください。

西村:工事現場のヘルメットをイメージしてもらうとわかるのですが、あれは、上から直線的に落ちてくるものから頭を守るものなんです。従来のサイクリング用のヘルメットも、この直線的な衝撃を吸収することをメインにして開発されていました。しかし、実際のサイクリングは、すごく速いスピードで前に向かって進んでいるので、途中で転倒してしまうと、頭に“斜めにひねるような衝撃”がかかるんです。この衝撃で脳が揺れて、脳しんとうが起こります。
実は、脳に対するダメージは、1度発生すると一生治らないと言われています。なので、頭に対する“斜めの衝撃”をかわすことは、サイクリングヘルメットにとって一番大事なことなのです。

そこで開発されたのが「ウェーブセル」という技術です。“斜めの衝撃”をより吸収するために、ダンボールの(中芯の)ような“波型”の素材をヘルメットの内部に備えました。この素材が(車の)バンパーのように潰れて横に滑ることで、一般的なヘルメットに比べて、脳しんとうの発生を48分の1に抑えてくれます。

★“ヘルメットの本質”に戻って開発された技術
野島:開発・研究段階で、一番こだわった点、苦労した点はなんでしょう?

西村:アメリカの複数の医学的な研究機関とトレック本社の共同開発で、4年間の長い開発期間を経て、今回の発売に至りました。最近のサイクリング用ヘルメットは、重量を軽くしたり、空気抵抗を減らしたり、速く走るための開発に向かってしまっていました。

野島:ヘルメットのスペックを見ると、そこが一押しというものが多いです。

西村:でも、何故ヘルメットを被るのかというと“頭を守るため”です。ヘルメットを過剰に軽量化してしまうことは、少し違うのではないかと思いました。今回は、ヘルメットの本質に戻って「世界で一番安全なヘルメットを作ろうじゃないか」という思いで、開発されました。

★ホビーレーサーにとって最も大事なこと
野島:西村さんが思う“自転車におけるヘルメットの重要性”とは、なんでしょうか?

西村:私たちのように、趣味でサイクリングを楽しむホビーレーサーにとって、一番大事なことは、速く走ることではなく、家族が待つ家に無事に帰ってくるというミッションだと思います。我々トレックは、レーシングチームも持っていて、軽量バイクや速いバイクを作っています。それも凄く素晴らしいのですが、一般のホビーレーサーにとって安全なヘルメットほど、重要なものはないと考えています。

野島:「速く走るよりも、家に安全に帰ってくるのがホビーレーサーにとって一番大事」……いい言葉ですよね。安田大サーカスの団長さんも大怪我を負ったときに、おっしゃっていたのですが、僕も凄く共感した覚えがあります。

さて、5月19日(日)の「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」では、音楽ユニットGRANRODEOのKISHOWさんとe-ZUKAさんが登場! お二人の“自転車愛”をたっぷり伺います。どうぞお楽しみに!


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聴取期限 2019年5月20日(月) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国21局ネット
放送日時:TOKYO FMは毎週日曜朝5:00~5:30(JFN各局の放送時間は番組Webサイトおよびアプリ「JFN PARK」でご確認ください)
パーソナリティ:野島裕史
番組Webサイト:http://www.jfn.jp/toj
番組公式Twitter:@TOJ_info