性的少数者の無料相談開始 横須賀市、支える体制を強化

横須賀市役所

 横須賀市は今月から、性的指向や性自認に関する市民からの相談に、臨床心理士らが無料で応じる事業を始めた。これまで県などが実施する相談事業を紹介していたが、性的少数者(LGBTなど)のカップルをパートナーとして公的に認める「パートナーシップ制度」導入を機に、性的少数者やその家族を支える体制を強化した。

 「よこすかLGBTs相談」では、性的少数者の居場所づくりを行うNPO法人「SHIP」(横浜市神奈川区)に所属する臨床心理士らが、横須賀市総合福祉会館5階の「デュオよこすか」(同市本町2丁目)で相談に乗る。時間は45分間で、原則1人1回。家族や支援者からの相談も受け付ける。

 期間は来年3月末まで。市人権・男女共同参画課は「悩みを抱える本人だけでなく、周囲の方もサポートすることで、取り組みの輪を広げていきたい」としている。予約・問い合わせは同課電話046(822)8219(月~金曜の午前9時~午後5時、希望の3日前まで)。

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