ロッテ鳥越コーチ、ピンクリボン募金活動で検診呼びかける「まずは行ってください」

募金活動に参加したロッテ・鳥越コーチ(左)と井口監督【写真:岩国誠】

女性だけでなく男性にも訴え「奥さんや恋人に検診にいくように薦めてください」

 ロッテは18日の楽天戦で開催する「乳酸菌ショコラ SUPER LADIES DAY」で、乳がんの撲滅、検診の早期受診活動の啓発と乳がん体験者とその家族への支援を目的とする「愛基金 ピンクリボン啓発募金活動」を開催。昨年に引き続き、井口資仁監督(愛基金代表)と、鳥越裕介ヘッドコーチがその募金活動に参加した。

 募金に先立ち、ソフトバンクコーチ時代からピンクリボン活動の啓発に尽力している鳥越ヘッドコーチが集まったファンに向け「女性の皆さん、乳がん検診に行ったことある方は?」と問いかけ、挙手した人数を確認すると「結構いらっしゃいますがまだまだ少ないですね。今は11人に1人は乳がんになるという数字が出ています。『まさか自分が』という風に思われていると思いますが、まずは検診に行ってください。安心をもらいに行ってください。そして、乳がんについて知識を持ってもらって、少しでもおかしいなと感じたら、すぐに病院に行ってください」と、自らの夫人を乳がんで亡くした経験をその言葉に込めていた。

 さらに、男性の姿を見つけると「男性の方も奥さんや恋人に検診にいくように薦めてください。また乳がんの勉強をしてください」と、乳がん検診の早期受診などを訴えた。

 その後、ピンクのリストバンドを着用しての募金活動は、予定されていた20分を超えて行列が終わるまで行われ、井口監督、鳥越コーチともに、多くの人からピンクリボン活動への募金を受けつけていた。井口監督は「昨年に引き続き、(鳥越)ヘッドと一緒にやらせてただいた。球団と共に色々できるので、できる限りこういう活動を継続して、しっかりやっていきたい」と、球団と歩調を合わせながら、今後もこうした支援活動を継続していきたい意向を示していた。(岩国誠 / Makoto Iwakuni)

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