天草名物氷菓が10年ぶり復刻 永田冷菓「ガリっとチュー」

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復刻する「ガリっとチュー」製造元の永田冷菓の永田章一社長=天草市

 天草の夏の代名詞的存在だったかき氷「ガリっとチュー」が今夏に復刻する。製造元の永田冷菓(熊本県天草市五和町)の永田章一社長(67)は、「製造再開を求める声が多い。再び天草を代表する昔ながらの味を届けたい」と意気込む。

 ガリっとチューは、1969年から2009年まで天草地域を中心に販売された、三角形の袋入りかき氷。イチゴ味の甘味料でピンクに色付けした蜜氷を削る独自の製法で作る。さらさらした食感が特徴。

 同市出身の福島善成さん(41)らでつくる人気お笑いコンビ「ガリットチュウ」の名前の由来にもなっている。同コンビは船越英一郎さんやダレノガレ明美さんなど、芸能人のものまねでブレーク中。永田さんが、会員制交流サイト(SNS)を通して福島さんに報告すると、「すごいですね。よろしくお願いします」とメッセージが届いたという。

 ピークの80年代には、福岡や長崎にも出荷していたが、製造機の老朽化に伴い09年に惜しまれつつ製造を中止した。その後も、常連客や地元住民から再開を求める声が多く寄せられ、発売から50年目の今年、「天草を盛り上げ地元に恩返しがしたい」と復刻を決めた。

 17日からインターネットで資金を募るクラウドファンディングを開始。約1カ月間での目標は200万円で、製造機の購入などに充てる。資金支援は「CAMPFIRE」のサイトから申し込める。(米本充宏)

(2019年5月18日付 熊本日日新聞朝刊掲載)