3月定例市議会(2)

長野県伊那市 市報いな令和元年5月号

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■地域にある空家問題について
問(二瓶裕史議員):
(1)相続放棄をしても財産管理人が選任されるまでは管理義務が継続する。安易な相続放棄を助長しないためにも周知が必要では。
(2)空家の状況改善や除却を促すような誘導的な指導が必要であると思うが。
答(市長):
(1)適正管理や利活用について広報していく中で分かりやすく対応していきたい。
(2)自主的に撤去することが本来の姿。現在の方法に加えて更に研究していく。

■第2次伊那市総合計画「防災拠点としての機能を備えた道の駅構想」について
問(田畑正敏議員):「防災拠点としての機能を備えた道の駅構想」の考え方は。
答(市長):有事の際の住民の避難場所や復旧作業の拠点としての活用等、市民の安全安心確保の観点から、道の駅に防災拠点としての機能を備えることは必要と考えている。
問(田畑正敏議員):現在、富県・東春近地域と竜東地域の2カ所が候補予定地となっているが、道の駅の設置場所はどのように絞り込んでいくのか。
答(市長):伊那バイパスは2021年度に福島〜若宮の暫定供用の目標と聞いており、伊駒アルプスロードは2月25日に都市計画決定された。今後の各道路の開通時期、整備の進捗状況を見据えながら決定していきたい。

■地域を守る防災組織体制の強化について
問(田畑正敏議員):伊那市消防団としてポンプ操法大会、ラッパ吹奏大会開催の方向性について考えは。
答(市長):平成31年度は予定通り実施する。次年度以降も大会の取り止めや見直しは考えていない。
問(田畑正敏議員):消防団OB、消防署職員OB、医療従事経験者等の協力を得て新たな機能分団を作れないか。
答(市長):現段階で機能分団の拡充は考えていないが、自主防災組織に参画いただきた

■地域と連携を密にした公共交通の推進について
問(白鳥敏明議員):お手軽乗合タクシーの経路変更や停留所新設は、利用者アンケート結果による実施か。また、1便当りの乗車人員目標は。
答(市長):各路線には、「路線を守り育てる会」を設置している。区長、民生児童委員、高齢者クラブ等の役員が参画し、地元要望を提案いただき、路線運行に反映している。1便当りの乗車人員は、2人以上を目標としている。
問(白鳥敏明議員):AI自動配車システム(ドアツードア乗合タクシー)の基礎調査・分析計画は。
答(市長):有利な財源を確保し、2019年度は全市域対象に基礎調査、20年度は実証運行を継続実施し、21年度の本格運行を目指す。調査内容は検討中だが、アンケート調査も想定し、地域公共交通の空白地帯の解消と、地域間格差是正を図り、市民ニーズに合ったシステムを構築していきたい。
問(白鳥敏明議員):現状の各地域のデマンドタクシーを、まずはマニュアル配車のドアツードア乗合タクシーに変更し、将来AI自動配車乗合タクシーにつなげては。
答(市長):AIを使いより効率的かつ広範囲に、市全体を視野に入れた交通体系を考えている。まずは21年度の本格運行の実現を最優先に取り組みたい。3月に行う実証実験の利用者事前登録者数も多く、期待の大きさを感じている。

■オープンから20周年を迎える「みはらしファーム」の発展
問(唐澤千明議員):
(1)高齢化による後継者不足やお客様に対応する人が不足しているなど意見がある。経営戦略会議などで適切な対応を望むが考えは。
(2)今のままでは厳しい羽広荘の存続に向けて市長の考えは。
答(市長):
(1)オープン当時からのメンバーの高齢化が進んでおり、後継者は重要な問題。それぞれの施設、組織で努力してもらうとともに、市としてもできる限り協力する。
(2)施設の老朽化や利用者ニーズに合わない設備であり、年々利用者が減少している。一方で、宴会などで地元の皆さんの利用も多い。このままの状況で継続していくことは難しいが、市としては廃止前提ではなく、利用者の動向を調査したうえで、改修の可能性、必要な規模、周辺施設との連携などを考えつつ、あり方について検討していく。

■伊那市道の除雪作業について
問(唐澤千明議員):地区で生活道路の除雪をしているが、重機等による除雪作業を依頼した時の補助を望むが考えを。
答(市長):直接経費の補助は考えていないが、豪雪など緊急の場合は、区長からの相談を受けて、市で対応する。

■空家対策の進捗について
問(宮原英幸議員):空家対策計画策定後の対応が遅すぎるのではないか。
答(市長):昨年条例制定後、関係先へ推薦依頼し、協議会委員が1月に出揃った。特定空家候補選定の遅れがあり、今後は体制を強化し推進する。
問(宮原英幸議員):次年度予算に計上されていないが、基礎調査後の実態調査はいつか。
答(市長):職員や地域住民等の協力も得て、お金をかけずに実施していきたい。
問(宮原英幸議員):廃屋等取壊し補助を拡大しては。
答(市長):個人所有財産であることや財政負担が伴うため状況を見て対応する。
問(宮原英幸議員):空家情報を地域とも共有するネットワークを作ってはどう
答(市長):個人情報保護等を踏まえ連携を検討していく。所有者にも積極的に管理を促す。

■高遠石工に関連し、文化財保護及び観光資源としての活用について
問(宮原英幸議員):伊那市指定有形文化財以外の石仏管理はどうするか。
答(教育長):管理義務は所有者であり、各地域では大切に管理されている。文化財補助金等活用し、盗難・毀損対策をしてほしい。
問(宮原英幸議員):石仏の多い杖突街道・秋葉街道は上下伊那の広域観光ルートとして展開してはどうか。
答(市長):両街道沿いスポットは重要であり、花・山・石工を基軸に、観光局を含めた広域観光施策を統一的に実施する。

■風疹(麻疹)の予防接種の実施について
問(松澤嘉議員):予算計上されている風疹の予防接種の周知と、上伊那全体の感染予防を。
答(市長):今回の予防接種は、上伊那全ての市町村で導入が予定されている。上伊那医師会をはじめ関係機関の協力を得ながら、確実に感染予防につながるよう制度の周知や接種率の向上に努める。

■豚コレラのイノシシ対策について
問(松澤嘉議員):豚コレラ対策として、死んだイノシシを発見した場合の対応は。
答(市長):発見した日時、場所等を市役所耕地林務課に連絡いただき、市から家畜保健所へ連絡をすることになる。豚コレラは、人には感染する事はないと言われているが、猟友会員に対してもむやみに触ったりせず、速やかに市まで連絡するようお願いしている。