九州南部で大雨の恐れ

 宮崎県や鹿児島県(奄美地方を除く)では局地的に雷を伴う非常に激しい雨が降る恐れがあり、19日にかけて土砂災害への警戒が必要だ。

 気象庁によると、九州南部に東から湿った空気が継続して流れ込み、大気の状態が不安定になっている。降水量は18日夕までの半日で鹿児島県屋久島町が291ミリ、宮崎県延岡市で125ミリに達した。強い風も吹き、18日午後には鹿児島県の種子島で23.3メートル、延岡市で20.1メートルの最大瞬間風速を観測した。

 鹿児島地方気象台は18日夕、レーダー解析の結果、屋久島町南部付近で1時間に約120ミリの猛烈な雨が降ったとみられるとして「記録的短時間大雨情報」を発表した。

 19日午後6時までの24時間予想降水量は多い地域で鹿児島県200ミリ、宮崎県が180ミリ。

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