【MLB】「だから彼は成功する」―元女房役マルドナード、試合後に溢れる“大谷愛”明かす

ロイヤルズのマーティン・マルドナード【写真:Getty Images】

ロイヤルズ正捕手として古巣と対戦、試合後に大谷について語る「去年見た彼と一緒だった」

■エンゼルス 5-2 ロイヤルズ(日本時間18日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、復帰後初の本拠地での試合となったロイヤルズ戦に「3番・DH」で4試合連続スタメン出場。4打数1安打で5試合連続ヒットを記録し、エンゼルスは5-2で勝利して連敗を「2」で止めた。大谷と久々に再会した元女房役の相手正捕手マーティン・マルドナードは、試合後に溢れんばかりの“大谷愛”を明かした。

 復帰後初めてエンゼルスタジアムに戻ってきた大谷は、第1打席は空振り三振、第2打席は遊直とマルドナードがリードする右腕ケラーに抑えられた。しかし、4点リードの5回無死一塁で迎えた第3打席では93マイル(約150キロ)の直球を捉えて中前打。7回無死一塁で迎えた第4打席では、救援右腕バーロウのカーブに見逃し三振に倒れたものの、チームは5-2で勝利した。

 大谷は試合前、昨年7月までエンゼルスに所属していたロイヤルズのマルドナードと再会。2人がハグを交わす動画をエンゼルス公式ツイッターも公開した。離れてからも絆は変わらない様子で、大谷は試合後に「試合前も楽しく話せましたし、久しぶりに会えて良かったなと思います」と話し、マルドナードが今も気にかけてくれていることに「嬉しいですね。友達として」と本音を明かした。

 一方、マルドナードは試合後に溢れんばかりの“大谷愛”を報道陣に語った。

大谷とトラウトの違いは…「2人ともいい闘争心を持っているし、いつも本気」

 大谷の状態について聞かれると、「いい感じだったよ。去年見た彼と一緒だった。みんなと同じように頑張っていた。だから彼は成功するんだよ」と笑顔。試合前の再会については「実は髪型(スキンヘッド)が違ったから気が付いてくれなかったんだよ(笑い)。でもそのあと出てきた後にハグしたよ。彼にギフトを買わないといけない」と振り返った。

 この日は4打数1安打という結果に。大谷については知り尽くしているはずだが、「プランは教えられないけど、ただ三振をとるだけだ。今日はヒットを打たれてしまったから明日は打たれないようにしないとね」と話し、「彼は変わっていないよ。同じパワーだしね」と残り2試合に向けて警戒を強めた。

 そして、メジャーNO1プレーヤーのトラウトと大谷の違いについて聞かれると、マルドナードはあらためて二刀流右腕を絶賛。「違いはトラウトは(年俸総額)4億3000万ドルもらっていることかな。きっとショウヘイもいつかそれぐらいもらえるかもしれないけど。それ以外は2人ともいい闘争心を持っているし、いつも本気だ。だからショウヘイがトラウトの後に打順が回ってくるんだよ」。トラウトは今季開幕前にメジャー史上最高額となる12年総額4億2650万ドル(約470億円)の契約を結んだが、大谷も将来的には同等の契約が可能だと“予言”した。それほど、その実力を認めている。

 強い絆で結ばれながら、試合になれば真剣勝負を楽しむ2人。18日(同19日)以降の試合でも、その“対決”に注目が集まる。(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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