プレスリーが39戦連続無失点のMLB新記録 最後は驚異的な横っ飛びスローで達成

アストロズのライアン・プレスリー【写真:Getty Images】

キンブレル超えのメジャー新記録、最後の美技にファン「信じられない」

■アストロズ 3-1 Rソックス(日本時間18日・ボストン)

 アストロズのライアン・プレスリー投手が17日(日本時間18日)の敵地レッドソックス戦で1回を無安打1奪三振に抑え、39試合連続無失点のメジャー新記録を樹立した。2死の場面では、驚異的な“横っ飛びスロー”で打者走者をアウトに仕留める超美技も披露。MLB公式ツイッターも動画を公開している。

 プレスリーは2点リードの8回に登板すると、モアランドは見逃し三振、ボガーツは左飛に仕留め2アウト。続くディバースは一塁側へのボテボテのゴロとなったが、マウンドから走り下りると、ボールを掴んで横っ飛びスロー。ラインを飛び越えながら一塁にボールを送る驚異的な美技で、3つ目のアウトを奪った。39試合連続無失点は、現在無所属の通算333セーブ右腕、前レッドソックスのクレイグ・キンブレルを上回るメジャー新記録だ。

 MLB公式サイトは「プレスリーがスタイリッシュなプレーで無失点記録を更新」とのタイトルでレポート。そして、「プレスリーはアストロズが3-1でレッドソックスに勝利した試合の8回に3者凡退に抑え、無失点試合数を伸ばした。彼は、2011年に当時ブレーブスのクレイグ・キンブレルが残した38試合連続無失点記録を更新した」と伝えた。

 記事の中で、プレスリーは「(記録については)できる限り考えないようにした。僕の仕事は登板してアウトを取り、可能な限り多くの試合で無失点に抑え、このチームの勝利に貢献することなんだ。それしか考えていなかった」と話し、ヒンチ監督は「チームメートたちは興奮しているよ。試合後にちょっとしたお祝いをしたんだ。特に今日は勝利したからね。彼が無失点に抑えるのはルーティンになってきている。大変素晴らしいことだ。彼にとって特別な瞬間だったよ」と偉業達成を喜んでいる。

 さらに、MLB公式ツイッターは、最後の超美技の動画を「どうやって!?」との言葉を添えて公開。ファンからは絶賛の声が次々と上がった。

「投手もアスリートだ」
「彼はMLB記録を更新したかったんだ。このハッスルを尊敬しなきゃ」
「この男にゴールドグラブ賞をあげてくれ」
「信じられない」
「球界一のセットアッパー」
「ライアン・プレスリー=史上最高」
「さすが!」
「ワォ!」

 気持ちのこもったプレーで、記念すべき記録達成のアウトをもぎ取ったプレスリー。どこまで無失点が伸びるか、注目が集まる。(Full-Count編集部)

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