みかん最中に、きび餅 新ブランド、味わって 湯河原

認定品をPRする生産者や学生ら=湯河原観光会館

 湯河原町のブランド品「made in ゆがわら」の披露会が18日、湯河原観光会館(同町宮上)で行われた。地域経済の活性化につなげようと、町など産官学が連携して始めた認定事業の第1弾。特産のミカンを使ったジュースなどを関係者が試食したほか、町民や観光客らにも振る舞われた。

 学識経験者や旅館の女将(おかみ)、町民らでつくる審査委員会が「町内で加工、販売」などを基準に、7品を選んだ。小田原短期大学(小田原市城山)の学生も、味や価格などの評価に加わった。

 7品は、農家の女性が手搾りでつくる濃縮のミカンジュース、戦に敗れた源頼朝が湯河原に身を隠した際に食べて飢えをしのいだと伝わるきび餅など。地元の小学生が考案したロゴマークが表示される。

 この日は、認定品の生産者と、同短大食物栄養学科の学生による意見交換会も行われた。同短大2年の増井晶子さん(19)は「ジュースを使ってシャーベットやゼリーを作ってみたい」と話していた。

 認定品は次の通り。

 ▽ゑふや本店「きび餅」▽かみむら製菓「きび餅」▽十五夜「かるかん饅頭(まんじゅう)▽ちぼり湯河原スイーツファクトリー「サブレサンド みかんジャム」▽昇栄堂 味楽庵「みかん最中」▽JAかながわ西湘女性部鍜冶屋支部「緑碧(りょくへき)の滴」▽和菓子村上「天の川万頭」

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