【MLB】大谷翔平、復帰後初の本拠地で5戦連続安打 元女房役は「髪がなくて…」

229日ぶりに本拠地での試合に出場したエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

復帰後初の本拠地・ロイヤルズ戦で「3番・DH」で4打数1安打 試合前にマルドナードと交流

■エンゼルス 5-2 ロイヤルズ(日本時間18日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、復帰後初の本拠地・ロイヤルズ戦で「3番・指名打者」で先発出場。5回の第3打席で中前打を放ち、4打数1安打。5試合連続安打をマークした。チームは5-2で快勝し、連敗を2でストップした。

 229日ぶりの本拠地の大歓声に心が踊る。大谷のバットから快音を飛び出したのは5回無死一塁だった。先発右腕ケラーの93.1マイル(約149.8キロ)の直球を中前へ打ち返した。5試合連続安打。地元ファンから温かい歓声を受け、「いいものだと思いましたね。お客さんも入ってましたし、ホームのほうが楽しいかなと思います」と笑顔を浮かべた。

 懐かしい男との再会もあった。試合前の打撃練習前。昨季バッテリーを組んでいたマルドナードが寄ってきた。ハグをすると、元女房役からは腹に“ワンパン”。その後、スキンヘッドになった頭を体に“スリスリ”された。同じユニホームでなくとも仲の良さを伺わせる一幕だった。

「髪がなくなっていたので、最初誰か分からなかったけど、相変わらずよく喋るなと。試合前も楽しく話せましたし、久しぶりに会えて良かった」

マルドナードは「相手になるとしたら嫌なキャッチャー」

 ただ、試合では真剣勝負だった。“お喋り”な元女房役から話しかけられたのは第1打席だけ。5回に中前打を放ったものの、初回1死二塁は空振り三振、3回先頭は遊直、7回無死は見逃し三振と手玉に取られた。

「正捕手として出ているので、もちろん素晴らしいキャッチャー。今日も盗塁を刺してましたけど、相手になるとしたら嫌なキャッチャー。そこは僕がランナーの時も打つ時も(対策などを)考えることじゃないかなと思います」。18日以降の対戦でも大きく立ちはだかることとなりそうだ。

 打率.294、1本塁打、6打点。連続試合安打を「5」に伸ばしたが、自己評価は「(ボールが)見えている割にはファウルになったり、空振りしたりしている。70点ぐらい」という。

「結構正面に行く打球が多い。今ひとつ捉えきれてないので、アンラッキーに見える打球が多い。なかなか一発目からコンタクトできない打席が多かったので、もうちょっと工夫しながらやれることはあるんじゃないかなと思う。明日以降もやるチャンスがあると思うので、そういうところで活かしたいなと思います」

 まだまだこんなもんじゃない。24歳は反省を忘れなかった。(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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