吉田鋼太郎が大絶賛! 男気あふれる渋い仕上がりを「だまされたと思って見てほしい」

吉田鋼太郎が大絶賛! 男気あふれる渋い仕上がりを「だまされたと思って見てほしい」

5月19日午後9時から放送される「死命~刑事のタイムリミット~」(テレビ朝日系)にご出演される吉田鋼太郎さんを直撃取材。吉田さんが演じる蒼井凌のこと、バディを組んだ中尾明慶さんをはじめとする共演者の方のこと、作品にちなんで余命を宣告されたら何をしたいかなど、さまざまなお話を聞かせてくださいました。取材中に起こった数々のハプニングにも、笑って「大丈夫だよ」と温かく、そして優しく対応してくださった吉田さんのすてきなインタビューをお楽しみください。

──ご出演が決まった時のお気持ちを教えてください。

「久しぶりのシリアスな刑事もので、そして共演が賀来賢人くんだったのですごくやる気になりました」

──今回共演される賀来さんが「吉田さんの迫力や重みに押しつぶされないように必死だった」とコメントされていましたが、吉田さんから見た賀来さんはどのような方でしたか?

「テレビドラマでも共演してますし、賀来くんが出演している舞台も拝見したことがあって。彼はいつも(役に入ると)別人になる人なんです。変幻自在ですし、あの年齢なのにすごく達者で芯が通っていて…共演してものすごく楽しかったですし、いろいろと刺激や影響をもらいました。ご一緒できると聞いた時は、負けないように食われないように。押しつぶしてやろうと!(笑)」

──(笑)。

吉田・スタッフ 「(笑)」

──押しつぶしてやろうという吉田さんの思いが、賀来さんのコメントからひしひしと感じます(笑)。

「でしょう(笑)」

──吉田さんとバディを組まれた矢部知樹役の中尾さんはいかがでしたか。

「作品に入る直前に彼が出演していた『Jimmy~アホみたいなホンマの話~』(Netflix)というドラマを見ていて、本当に面白い人だなと思っていたんです。いつか共演できたらいいなと思っていたところで共演すると聞いて、天の配剤のような気がしました。一緒にやりたいと思っていた人とこんなに早く共演できてびっくりしました」

──共演してみて中尾さんの印象はどうでしたか。

「すごくすてきだった! 僕は重々しくシリアスに、中尾くんは緩和してくれるような軽い感じで入ってきてくれるました。コンビの形というのがうまい具合に作ってくれる人だったなと思います」

──吉田さんはすでに完成したものを見たとお聞きしましたが…。

「すごく面白いですよ! 僕は自分が出ている作品はあまり見ないんですけれど3回くらい見ちゃいましたよ」

──吉田さんが3回も見ちゃうくらい、すごい作品に仕上がっているんですね。

「本当によくできています。2時間の間にいろいろなことが凝縮されていています。テンポも良くて。そして、何よりすごく泣けるんです。最後の方の僕と娘(山谷花純演じる蒼井瑞希)とのシーンも泣けちゃいます。原作のテイストを壊さないように重厚な、それでいてとても感動できるドラマになっています」

──撮影していてどのシーンが印象的でしたか。

「全部のシーンが好きなんだけれど、榊がつかまって、病院で寝ているところに僕が話をしに行くシーンですかね。具体的には言えないけれど、そのシーン、僕は大好きです」

──台本を読ませていただきましたが、そのシーンをはじめ数々の場面でぐっと引き込まれてしまいます。

「フィクションといえども、人を殺すということに対して罪悪感をもてない人もいると思うけれど…」

──(読者プレゼント用に使ったカメラがオフになる音が部屋に響く)

「僕今とてもいいことしゃべっていたのに!(笑)」

──すみません…。

「大丈夫ですよ(笑)。本当にお芝居なんだけど、お芝居じゃなくて人間としてのリアリティーをちゃんと演じきらないと成立しないシーン(前述の病室のシーン)だったので、すごくハードルが高かったけれど、やっててすごく楽しかったし、やりがいがありました。完成したものを見たらちゃんとよく撮ってくれていて、とてもいいシーンになったなと思います」

──吉田さんが以前、蒼井凌のイメージが「柴田恭兵さんとリンクする」とコメントされていましたが…。

「柴田恭兵さんが大好きで。恭兵さんという俳優さんは刑事ものにしろ、スパイものにしろ、ものすごくリアリティーをもって自然に演じる俳優さんなんです。そしてカッコいい! 男が見てもほれちゃうという。また、ダンディーでいて優しい。そういういろいろなものをもっている方なので、いつも柴田恭兵さんが自分の中にいるんです。恭兵さんだったらどうやるんだろうなと思いながら演じていました」

──さて、撮影はとても大変だった思うのですが、どうやって息抜きをされていましたか?

「撮影が楽しかったから、そんなに大変ではなかったですよ」

──勝手に大変だと…。

スタッフ 「(笑)」

「そうだよね。主演だから朝から晩まで撮らないといけないという意味では、体力的には大変なこともあったけれど…演じていてすごくこの役が好きだったし、日を追うごとに大好きになっていたので大変だと思わなかったですよ。でも、息抜きだよね…。息抜きは特にしていないな」

──「今日から俺は!!」(日本テレビ系)ではコミカルな役、そして今回はシリアスな役という両極端な役どころでしたが切り替えはどうしていますか。

「最近はコメディーの芝居が多かったけれど、僕の今までの役者人生の中ではコメディーな役は10%くらい。ずっと舞台でシェークスピアとかをやっていたから自分の中ではシリアスな方がなじみがあるんですよ。久しぶりにそれ役ができたから、元々の自分に戻ってきたなという感じがしました」

──今回余命を宣告される刑事役でしたが、作品にちなんで、今余命を宣告されたら何をしたいですか?

「すごい質問が来たな~(笑)。でも、それも時々考えますよね。周りの親しい役者さんたちが亡くなったりすると、自分も他人事じゃないなと思いますよね。でも結局今のまま、体が動く限り仕事を続けるんだろうなと思う半面、全部仕事を辞めてどこか旅行いったり好きなことをしたり遊んだりしたいなとは思うんですよ。でもね、結局は仕事をさらに一生懸命、悔いのないようにするんだろうな」

──今回の作品の一番の見どころはどんなところですか。

「もうね、全部見どころ! 蓮佛美沙子さんたちもすてきだったけれど、男の俳優たちがね、おじさんたちがとてもかっこいいです! ものすごくリアリティーがあって男気があって、いかにもな刑事ドラマという感じではなく、渋い感じに仕上がっています。全員が持てる力を全部出した作品だと思います」

──最後に視聴者の方にコメントをお願いいたします!

「良質で映画のような出来上がりで、本当に自信をもっておすすめできる作品です。一生懸命頑張って役者やってきた僕がこれは面白い!と自信をもって言える作品となっていますので、だまされたと思ってぜひ見ていただければと思います」

──ありがとうございました。そしてさまざまなハプニングにも優しく対応してくださったことに感謝いたします。

【プロフィール】


吉田鋼太郎(よしだ こうたろう)
1959年1月14日生まれ。東京都出身。上智大学文学部ドイツ文学科在学中に、シェイクスピア研究会公演「十二夜」で初舞台を踏む。「東京センチメンタル」(テレビ東京系)で単独ドラマおよび連続ドラマ初主演を果たす。数々の舞台で活躍するほか、「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)、「今日から俺は!!」(日本テレビ系)などのテレビドラマにも出演。

【番組情報】


「死命~刑事のタイムリミット~」
テレビ朝日系
5月19日 午後9:00~11:05

【プレゼント】


吉田鋼太郎のサイン入りポラを2名様にプレゼント!

https://twitter.com/internettvg/status/1129884370439827456?s=21
さらに、ツイート内のリンクをクリックし、必要事項を入力してください。

●締め切り:2019年6月3日(月)正午

●発表方法:当選者の発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。あらかじめご了承ください。

テレビ朝日担当 Y・O

© 株式会社東京ニュース通信社