フィリーズ・ノラが12Kの快投で4勝目 ハーパー先制弾

【ロッキーズ1-2フィリーズ】@シチズンズバンク・パーク

先発のアーロン・ノラが7回途中までに12奪三振を奪い、1失点の好投を見せたフィリーズが2対1でロッキーズとの接戦を制した。フィリーズは初回、ロッキーズ先発のアントニオ・センザテラからブライス・ハーパーが8号ソロを放ち、1点を先制。3回裏には四球で出塁したジーン・セグーラがリーズ・ホスキンスのヒットと左翼ライメル・タピアのエラーで三塁まで進み、センザテラの暴投で2点目のホームを踏んだ。ノラは7回表に連続長打で1点を失ったところで降板となったが、リリーフ陣が1点のリードを死守。自己最多タイとなる12個の三振を奪ったノラは、開幕から無傷の4連勝をマークした。

試合開始前の時点で防御率4.86と今一つのピッチングが続いていたノラと、打率.222と元気のなかったハーパーの活躍で、フィリーズが本拠地シチズンズバンク・パークでのロッキーズ3連戦の勝ち越しを決めた。ハーパーは初回の第1打席でセンザテラの初球を捉え、センターへの特大先制アーチ。日本時間5月8日のカージナルス戦以来となる今月2本目の本塁打&今月2度目のマルチ安打でチームの勝利に貢献した。一方、開幕から無敗ながらも不安定なピッチングが続いていたノラは、8安打を浴びながらも要所を抑え、7回途中12奪三振1失点の好投で4勝目。投打の主力選手に復調の兆しが見え始めたことは、ナ・リーグ東部地区の首位を走るフィリーズにとって、この上ない追い風となりそうだ。

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