箱根山の噴火警戒レベル引き上げ 気象庁が現地調査へ

箱根ロープウェイが全線運休となったため、早雲山駅で代行バスに乗る観光客=19日午前9時35分ごろ

 箱根山(箱根町)の火山活動活発化を受け、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)へ引き上げた気象庁は19日、機動調査班を派遣し、現地調査を行う。

 同庁によると、微小な火山性地震は18日に45回、19日は午前9時までに21回を観測。このうち19日午前8時53分ごろには、箱根、湯河原両町で震度1を記録する地震があった。

 気象庁は「箱根山では火山活動が活発化している。想定火口域内では、弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒が必要」と注意を呼び掛けている。

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