雨中の逆転劇に歓声 熊本で2年ぶりホークス戦

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雨の中、試合終了まで熱い声援を送ったファンら。下は勝利を喜ぶソフトバンクの選手たち=18日、熊本市中央区のリブワーク藤崎台球場(小野宏明)

 雨の降る中、熊本市中央区のリブワーク藤崎台球場でプロ野球パ・リーグのソフトバンクホークス-日本ハムファイターズ戦が開かれた18日、詰め掛けた約1万4千人のファンは1点を争う好ゲームを固唾[かたず]をのんで見守った。昨年は雨天中止となっただけに、2年分の声援を送った熊本のホークスファンは中盤での逆転劇に酔いしれていた。

 ホークス選手会は昨年に続き、同市中央区の児童養護施設「菊水学園」の子どもたち約40人を招待した。試合前に選手と一緒に記念撮影した今村依織里さん(16)は「間近で見ると迫力がある」と興奮気味。学園の野球チームでショートを守っており、「今宮健太遊撃手の守備をしっかり見たい」と胸を高鳴らせた。

 エース千賀滉大の先発で試合開始。1点を追う中で雨脚が強まり、四回終了時に中断。雨がっぱを着て観戦していた同市北区の主婦中山直美さん(62)は、「雨の中でも千賀投手の直球はすごかった。早く天気が回復してほしい」と空を見上げた。

 その願いが通じたのか、雨が徐々に上がって1時間後に再開。五回に千賀が三者連続三振を奪って流れを引き寄せると、直後の攻撃では相手ミスから同点とし、デスパイネの犠飛で逆転。スタンドから大歓声が起こった。

 そのまま継投で逃げ切り2-1でゲームセット。佐賀市から駆けつけた横尾理恵さん(49)は、「勝てたので最高。来て良かった」と笑顔だった。(河北英之)

(2019年5月19日付 熊本日日新聞朝刊掲載)