【MLB】本拠地初本塁打をキャッチしたのは宿敵ファンも…大谷に虜!?「サインが欲しい」

大谷の第2号ホームランボールをキャッチしたアラン・マーシャルさん【写真:編集部】

エンゼルス-ロイヤルズ戦を妻らと右翼席から観戦「ドジャースファンだけどね」

 エンゼルス・大谷翔平投手の復帰後初の本拠地アーチをキャッチしたのは宿敵ファンだった。ドジャースキャップ、ジャッキー・ロビンソンの42番ユニホームを着たアラン・マーシャルさんは18日(日本時間19日)、エンゼルス-ロイヤルズ戦を妻、友人らと右翼席から観戦。6回1死一塁。大谷の2号2ランの本塁打ボールをキャッチした。「良い気分だよ。僕はドジャースファンだけどね」と興奮気味に振り返った。

 アナハイム近郊に暮らす26歳。仕事はなんとドジャースタジアムでのビール売りだ。「なぜ僕がここにいるかって? 僕の妻が(イベントの)カントリーナイトを見たいと言っていてね。試合後のショーを見たがっていたんだ」と渋々観戦した先に、思わぬ幸運が待っていた。筋金入りのドジャースファンだが、この日の一撃ですっかり大谷の虜となったようだ。

「二刀流はクールだね。ぜひ会いたいね。ボールにサインが欲しいんだ。ボールとユニホームにサインしてもらいたいな」

 ドジャースには前田健太がいる。「ケンタとオオタニのどっちが好きかって? ケンタだよ。冗談はやめてくれよ。ケンタの方が好きさ」と裏切れないようだった。それでも、ドジャースとエンゼルスのフリーウェイシリーズは6月10、11日と7月23、24日の計4試合が組まれている。「両チームが勝つよ」。大谷は熱狂的な宿敵ファンからも愛されるキャラのようだ。(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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