18日のロイヤルズ戦で通算250号となる先制ソロを放ったトラウトに米記者は…
エンゼルスの大谷翔平投手は18日(日本時間19日)、本拠地ロイヤルズ戦に「3番・DH」でスタメン出場し、今季2号2ランを放ち、6-3の勝利に貢献した。この試合で初回にマイク・トラウト外野手が通算250号を放つ活躍を見せたが、米記者は節目のメモリアル弾に対し、なぜか今季限りで現役引退したマリナーズのイチロー元外野手を引き合いに出して炎上。釈明する事態に発展した。
エンゼルスファンにとっては待望の揃い踏みだった。トラウトは初回左中間に144メートルの超特大ソロ弾を放つと、大谷は6回に右翼席に2ラン弾。最高到達点46メートルのムーンショットを炸裂させ、「トラウタニ」と呼ばれる2人のアベック弾は今季初。通算5度目となった。
そんな中、米記者の記したあるツイートが物議を醸している。
「エンゼルスのマイク・トラウトは通算250本塁打。イチローはちょうど同じ年に通算156安打だった」
こうツイートしたのはライアン・スピーダー記者だった。野球のデータ、統計で著作も出している同氏は、27歳のトラウトの凄さをなんとかして伝えたかったのだろうか。デビューイヤーの2001年、同じ27歳285日時点でイチロー氏がマークしていたメジャー通算ヒット数156本という数字を持ち出した。
あまりに伝わらない比較に地元ファンは続々と…
あまりに伝わらない比較に地元ファンはコメント欄で次々に反応している。
「あなたは愚かですね」
「イチローは日本でMLBに来る前に1000本安打以上放っています」
「怠惰なツイートだ」
「ということは、トラウトがキャリア2000本塁打を達成するとでも言いたいのか」
「これはとんでもない比較だぞ。イチローは27歳でデビューしたんだ。トラウトは250本塁打に1106試合で到達している。イチローは最初の1118試合で1592安打を達成していたんだ」
「ありがとう。なぜイチローとトラウトが同じ文脈で語られるのか分からない。イチロー・スズキは10度ゴールドグラブ賞を獲得した卓越したオールラウンダーだぞ。トラウトには1回受賞することに集中してもらわないと」
もはや共感不能という反応に、スピーダー記者は「私は釈明すべきではない。特に自分は正しいと主張したがる目立ちたがり屋には。だけど、釈明します」と対応を余儀なくされた。
「これはトラウトがいかに早いペースでスタートしたのか(現在も凄まじいペース)、そして、イチローがどれだけ遅いスタートを切ったのか(それでもMLBで最も偉大なマイルストーンにたどり着いた)ことを言いたかっただけ。それ以外はない」
ともにMVPを獲得した天才打者という共通点はあるものの、何とも伝わらないツイートで炎上したスピーダー氏。釈明ツイートでファンを納得させることができたのだろうか。(Full-Count編集部)