『The SUN』は、「マンチェスター・ユナイテッドがダビド・デ・ヘアの後釜にできそうな5名のゴールキーパー」という記事を掲載した。
長くマンチェスター・ユナイテッドの守護神を務めてきたデ・ヘア。レアル・マドリーへの移籍が「時間切れ」で撤回されたあとは、クラブにずっと忠誠を誓ってきた。
しかし今季は終盤に大きくペースを乱し、ミスも散見された。契約は2020年までであり、もし来年まで延長できなければフリーで放出することになる。この夏に売却する可能性も考えなければならない状況だ。
もしデ・ヘアを今夏放出、あるいは来季の退団を見越して後釜を獲得するとなれば…。
ヤン・オブラク(アトレティコ・マドリー)
マンチェスター・ユナイテッドは、アトレティコ・マドリーのヤン・オブラクをデ・ヘアの長期的な後釜にしようと考えている…と伝えられている。
オブラクは26歳であり、世界でもトップクラスのクリーンシート数を持っている。203試合で115回というのは驚異的だ。
スロベニア出身のGKは新しい5年契約を結んだが、ユナイテッドはその移籍金として1億ユーロ(およそ122.3億円)を支払おうとしているとも。
ティボー・クルトワ(レアル・マドリー)
そのような印象がない人も多いだろうが、クルトワはまだ26歳と若い選手だ。昨年夏に3500万ポンド(およそ50.94億円)でチェルシーからレアル・マドリーに移籍したが、そこで力を証明するのに苦しんでいる。
ケイロル・ナバスは退団することになるだろうが、ジダン監督がなぜ実績も実力もある彼を2ndに置いておきたくなかったのか?当然息子のことを考えているはずで、クルトワだって状況は安泰ではない。
ヤスパー・シレッセン(バルセロナ)
ポルトガルのベンフィカに行く直前だという噂が流れたが、一転このところユナイテッド行きという報道も出てきている。
バルセロナのナンバー2として長くプレーしてきた彼は、今夏チームを離れる意思を示している。3年で28試合しか起用されなかった現状を変え、出場機会を得たいからだ。
彼の価格は5000万ポンド(およそ72.77億円)に設定されている。もちろんもっと安く放出されるだろうが、ポルトガルのクラブにとってはそれでも高い。金さえだせばユナイテッドの「横取り」は成功するだろう。
ジャック・バットランド(ストーク・シティ)
マンチェスター・ユナイテッドは以前バットランドの引き抜きを狙っていると言われる。ただストーク・シティが求めるであろう移籍金は3000万ポンド(およそ43.66億円)である。
イングランド代表のギャレス・サウスゲイト監督は、彼にプレミアリーグでプレーして欲しいと要求しているという。そしてストークは昇格を逃しており、獲得するなら今ではないか。
ジャンルイージ・ドンナルンマ(ミラン)
「ミランがチャンピオンズリーグ出場権を逃したら移籍させて欲しい」とミーノ・ライオラ代理人に頼んでいた、とも言われるドンナルンマ。まさにそのような状況になりそうだ。
【関連記事】「マンチェスター・U、夏に獲得すべき5人の実力者」
マンチェスター・ユナイテッドとライオラ代理人の関係の深さも考えればコネクションは十分。お金の面でも十分。実力は世界でも屈指で、あと15年間はトップレベルを保てるはずだ。問題はライオラ代理人が活動停止になっていることだが…。