家持も太宰府にいた 氷見・水海の会、令和の縁を解説

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 万葉歌人大伴家持が好んで訪れた「布勢の水海」への理解を深める第14回「水海の会」(富山新聞社後援)は19日、氷見市の島尾自治公民館で開かれた。改元後、初めての開催となった今回は、高岡市万葉歴史館主幹研究員の関隆司さんが、令和の典拠とされる「梅花の歌」の序文について説明。舞台となった太宰府には、父の旅人とともに、家持も赴いていたことを紹介した。

 関さんは、序文が収められている万葉集の巻五の中から、家持が太宰府に滞在していたことを示す歌を紹介した。地質学者の松島洋さんが家持の越中巡行の旅について講演した。

 布勢の水海は、現在の氷見市十二町潟を中心とした大きな湖水で、舟遊びに訪れた家持の歌が残る。水海の会は2017年、家持生誕1300年を記念し、布勢の水海について詳しく学ぼうと、宮田公民館長の前田週二さん(79)=同市島尾=らが結成した。

 前田さんは、家持ゆかりの元号への改元を機に「会員の協力を得ながら、ますます活動を発展させたい」と話し、新たな会員の獲得にも意欲をみせた。問い合わせは前田さん=0766(91)0720=まで。