5Gが開くインテリジェンスの新時代

©新華社

5Gが開くインテリジェンスの新時代

16日、世界インテリジェンス大会の会場。(天津=新華社記者/毛振華)

 【新華社天津5月20日】中国天津市で開催された第3回世界インテリジェンス大会では、次世代移動通信システム(5G)が新時代の情報技術の重要なインフラとして議論の焦点となった。5Gの商用化は多くの消費と産業分野に大きな変化をもたらし、人々の生活にも多大な影響をもたらす。

5Gが開くインテリジェンスの新時代

17日、世界インテリジェンス大会会場に設置された5Gカバーエリアの案内。(天津=新華社記者/毛振華)

 中国電子情報産業発展研究院・電子情報研究所の馮暁輝(ふう・ぎょうき)研究室主任は、5Gは消費分野で個人の通信サービス体験を桁違いに引き上げ、仮想現実(VR)や超高精細度画像(4K)、パーソナルAIアシスタンスなどの新技術を使った商品を生み出すと語る。

 中国建投投資研究院が発表した「中国投資発展報告2019」は、5Gがけん引するデジタル経済関連産業が今年の産業投資の重要分野で中心的存在になると指摘。スマートカーやスマート医療、スマートハウス、ロボットのすべての分野で短期投資の機会があるという。

 馮氏はどの分野から5Gの活用が始まるのかとの問いに対し、商用化はまず消費者市場で始まると答え、仮想現実(VR)や超高精細度画像(4K)などの分野を挙げた。

5Gが開くインテリジェンスの新時代

16日、世界インテリジェンス大会の会場。(天津=新華社記者/毛振華)

 騰訊雲(テンセントクラウド)・スマート産業事業グループの未来ネットワークラボでマネジャーを務める張雲飛(ちょう・うんひ)氏も同様の見解を示す。張氏によると、5Gはブロードバンド拡張の領域で先に実現される見込みが高く、スマートコネクテッドカーと産業インターネットでも、その需要の高さから段階的に実現するとの見方を示した。

 当然ながら、5Gの実用化と産業化は一朝一夕で実現できるものではない。会議に出席した一部の専門家は、5Gが垂直産業に対応することは技術的に可能だが、長い道のりになるとの見方を示す。ただ、大規模なインフラと関連施設の整備が進めば、幾つかの専門領域でスタートが切られる可能性はあり、恐らくそれは港湾のような比較的閉鎖されたエリアでの無人運転のような形になるのではないかと指摘した。(記者/毛振華、李亭)