まもなく移転後初のオリジナルビールが登場します!【ブルワリーレポート 松戸ビール編】

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2018年10月5日をもって移転のため閉店した永代ブルーイング 。2019年3月22日に醸造所移転許可が降り、4月29日に千葉県松戸市でオリジナルビールの醸造を開始しました。

一足先にタップルームが4月11日にオープン。ゲストビールを中心に営業しています。今回、ご縁もあり醸造の現場を見せていただける機会がありましたので、その様子と松戸ビールについてお話を伺ってきました。

駅から徒歩3分の古民家を改修したブリューパブ

気になるブリューパブは、JR常磐線、新京成線松戸駅東口から徒歩3分。イトーヨーカドーの並びにある築53年の古民家を改修した建物です。

ブリューパブの外観。左のドアがタップルームの入り口。中央のシャッター側に醸造所がある。仕込みをしていると「何のお店?」とのぞき込む人が多くいた。

取材日は、移転後2回目の仕込み。この日は、紅鳶というIPAをつくります。移転後も醸造責任者である渡邊友紀子氏とビールおじさんのニックネームで知られる山田泰一氏の2人が行なっています。

仕込みの打ち合わせをする渡邊友紀子氏と山田泰一氏。

松戸ビールでは、どんなビールをつくっていくのかが気になりましたので、渡邊氏に聞いてみると「永代ブルーイングのときと変わりません。私たちが『面白いな』と感じたスタイルや原料を使ってビールをつくっていきたいと思います」と答えてくれました。永代ブルーイング時代からのファンには嬉しいコメントではないでしょうか。

醸造をしながら作業の効率化を模索中

醸造設備は、永代ブルーイングから移動し、そのまま使用しています。松戸ビールの1回の仕込み量は最大130L。当面は、週1度のペースで醸造を行うとのこと。量は少ないですが、色々なビールに出会えるのは楽しみです。

糖化釜(左)と煮沸釜(右)

仕込中には醸造室のスペースや水道設備など場所が変わったことで、作業を効率的に行うために模索している様子が見られました。この辺りは、実践を繰り返しながら効率化を図るしかありません。実際に渡邊氏と山田氏が今後の作業方法を1つひとつ相談しながら進めていました。

仕込みをしながら導線の確認や部品の調整をする場面が多くみられた。

山田氏は、移転準備期間中も他のブルワリーで醸造経験を重ねていらっしゃいました。「そのおかげで醸造の過程で起こる細かなトラブルにも対応できるようになった」と約半年の活動を話してくださいました。

糖化作業を行う山田氏。

この日の仕込みは、約6時間で終了。石見式でお馴染のチェストフリーザーでの発酵・貯酒タンクへビールを移送。松戸ビールには4台設置されています。

発酵・貯酒を行うチェストフリーザーへビールを移送する渡邊氏。

使用した麦芽粕は市内の農家さんに譲渡し、野菜の栽培に再利用しています。

原料を有効活用するため、麦芽の再利用を行っている。

これからどんなビールが登場するか期待が高まる

今回、仕込みを行ったビールの他、オリジナルビールの販売は5月下旬から6月上旬を予定しています。気になる方は、FacebookをはじめSNSをチェックしでください。

初期比重を測定。アルコール度数6%程度のIPAになりそうだ。

ブリューパブの先は住宅地なので、帰宅前に立ち寄って軽く1杯飲んで帰ることも可能な立地です。松戸駅は東京駅から常磐線で約30分、日暮里駅からですと約20分。新京成線の場合、八柱駅から約6分、新鎌ヶ谷駅から約20分です。松戸市内初のブリューパブとして松戸ビールがこれから地域にどんな魅力を与えてくれるのか? 注目していきたいと思います。

最後にお忙しいところ仕込みを見学(一部体験)させていただいた渡邊氏と山田氏に感謝いたします。

◆松戸ビール Data

住所:千葉県松戸市松戸1151-2

電話:047-711-7218

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タップルーム営業日:木曜日・金曜日17:00~22:00 土曜日・日曜日14:00~19:00

※営業日は変更になることがございます。来店する場合は、SNSで細心の情報を確認してください。