市尼崎高バレー部体罰説明会 保護者から質問相次ぎ3時間半

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説明会の参加者を案内する教員ら=19日午後、尼崎市上ノ島町1、市立尼崎高校

 兵庫県尼崎市立尼崎高校男子バレーボール部でコーチを務める男性教員が、3年生部員を平手打ちしてけがをさせた問題で、部員の保護者を対象にした説明会が19日、同校で開かれた。同市教育委員会の北垣裕之教育次長ら幹部職員と桑本廣志校長が体罰の内容を報告し、謝罪した。

 説明会には1~3年生の部員の保護者約50人が参加し、非公開で行われた。部の男性監督(51)ら指導者は出席しなかった。

 市教委によると、桑本校長らが体罰の発生と、当初は「けがはない」とした学校側の報告の誤りなどを謝罪。また、男性臨時講師(28)が体罰に至った経緯や、部の指導者と学校などの対応についても説明した。保護者から意見や質問が相次ぎ、説明会は3時間半近くに及んだ。

 これまでの市教委の発表では、この講師は4月29日、同校体育館での練習中に部員を10回以上平手打ちして20~30分意識を失わせ、鼓膜を損傷するなどのけがを負わせた。

 部からの報告はなく、学校は8日後に匿名の情報で体罰を把握。市教委は報告を怠った部の指導者らが隠蔽(いんぺい)する意図がなかったかも調べている。

 同校では、硬式野球部コーチの男性臨時講師(25)も生徒への体罰を認め、市教委が調査している。(大盛周平、風斗雅博、名倉あかり)