スペースX、「スターシップ」テスト機をフロリダでも建設へ

米スペースXのイーロン・マスクCEO宇宙船「スターシップ」のプロトタイプを、フロリダのケープカナベラルでも製造すると発表しました。

以前、スペースXはスターシップのプロトタイプを南テキサスの工場で組み立てました。そしてマスク氏のツイートによれば、今後は南テキサスとケープカナベラルの両拠点にてスターシップの製造が実施されることになります。

スターシップは再使用可能な宇宙船で、内部には100人が搭乗することも可能です。そしてブースター「スーパー・ヘビー」と組み合わされ、月や火星探査に利用されることになります。

今年4月には、「ラプター」エンジンを搭載したスターシップのプロトタイプ「スターホッパー」が、エンジン点火テストに成功。スターシップは2022年以降の火星探査や、2023年の月周回旅行に利用される予定です。

Image: スペースX
■SpaceX Is Building a ‘Starship’ Rocket Prototype in Florida, Too
https://www.space.com/spacex-starhopper-starship-prototype-texas-florida.html
文/塚本直樹

© 株式会社sorae