女子バスケWリーグ 三菱電機 壱岐で合宿 地元中学生に指導も

ドリブルでディフェンスを抜く技術を中学生に教えるコアラーズの選手たち=壱岐市、石田スポーツセンター

 女子バスケットボールのWリーグに所属する三菱電機コアラーズ(愛知県)が12~17日、壱岐市で合宿をした。同市石田町の石田スポーツセンターや同町の砂浜などで体力強化を図り、地元の女子中学生も指導。参加した子どもたちは、ストレッチの仕方や多彩なドリブルなどを教わり、プロの技術と高さに感嘆の声を上げた。
 コアラーズは12チームが所属するWリーグで昨シーズン準優勝した強豪。県スポーツコミッションが合宿を誘致するため、Wリーグ所属チームに県内の自治体を紹介。コアラーズは練習時間や設備の要望を満たしたとして同市を合宿地に選び、選手とスタッフ合わせて17人が来島した。
 合宿では主に体力、瞬発力、筋力の強化に重点を置き、石田スポーツセンターの体育館やマシンルーム、同町の砂浜などでトレーニングを重ねた。シュート練習は県立壱岐高(郷ノ浦町)の体育館などを夜に借りて実施した。キャプテンの小菅由香さん(27)は「十分すぎるサポートをしていただいて充実した合宿ができた。昨シーズンより上の成績を残し、壱岐の人に良い報告ができるようにしたい」と感謝を口にした。
 12日には島内の中学の女子バスケットボール部員を対象に指導した。約30人にドリブルでディフェンスを抜く際の技術などを教え、コアラーズ対中学生のミニゲームをした。石田中3年の山内京香さん(15)は「ドリブルの種類がたくさんあることを知り、いい経験になった。練習を重ねて試合でも使ってみたい」と話した。

夜間にシュート練習をする選手たち=壱岐高体育館

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