ジャイアンツ・サンドバルが決勝アーチ 平野痛恨の被弾

【ジャイアンツ3-2ダイヤモンドバックス(延長10回)】@チェイス・フィールド

ジャイアンツは遊撃ブランドン・クロフォードと代打パブロ・サンドバルの活躍でダイヤモンドバックスとの延長戦を制した。9回裏に5番手のサム・ダイソンが二死三塁のピンチを背負い、アダム・ジョーンズの痛烈な打球が三遊間へ。この打球をクロフォードが横っ飛びでグラブに収めて素早く一塁へ送球し、ワンバウンドを一塁ブランドン・ベルトが上手くすくい上げてダイヤモンドバックスのサヨナラ勝ちを阻止した。そして、直後の10回表には、ダイヤモンドバックス6番手の平野佳寿から代打のサンドバルがレフトスタンドへの7号勝ち越しソロ。この一発が決勝点となってジャイアンツが延長戦を制し、クロフォードの好守に救われたダイソンが1回無失点で今季2勝目(0敗)をマークした。

延長10回表に登板した平野は、先頭打者のサンドバルを2球で簡単に追い込んだものの、ファウル2球で粘られ、5球目のスプリッターが外角低めに外れたあと、6球目の速球をレフトスタンドへ運ばれた。その後はジョー・パニックをレフトフライ、クロフォードを空振り三振に仕留め、ベルトにバント安打を許したあと、エバン・ロンゴリアをサードゴロに打ち取ったものの、一発だけは許されない場面での痛恨の被弾。1回18球を投げ、被安打2、奪三振1、無四球、失点1という内容で今季2敗目(1勝)を喫した(防御率5.40)。平野とは対照的に、延長10回裏に6番手として登板したジャイアンツのクローザー、ウィル・スミスは三者連続空振り三振の快投。今季は12度のセーブ機会を全て成功させており、苦しい戦いが続くチームを支えている。

© MLB Advanced Media, LP.