ゼライス、機能性表示食品「摩擦音ケアにひざ年齢」の発売を記念し講演会を開催

食用、医薬用、工業用のゼラチンを製造するゼライスは、膝関節への機能が確認された「コラーゲン・トリペプチド(GPHyp)」を含む商品「摩擦音ケアにひざ年齢」(機能性表示食品・約30日分・4100円〈税込〉/約60日分・6260円)を6月に発売する。主に自社の通信販売で発売予定。発売に先立ち、5月17日に都内で商品発表会と講演会を開催した。

「摩擦音ケアにひざ年齢」は、「日常生活で生じる膝関節の違和感(摩擦音)を軽減する機能」が認められており、主な対象者は日常生活で生じる膝関節の違和感(摩擦音)が気になる健常人。ゼライスが独自で研究開発した成分「コラーゲン・トリペプチド」は、三つのアミノ酸からなるコラーゲンの最小ユニットである。速やかに吸収されてコラーゲンと関連する結合組織(皮膚、骨、間接軟骨、血管壁など)に効率的に取り込まれることが分かっており、取り込まれた後は、これらの組織の健康維持に欠かせないコラーゲン、ヒアルロン酸を作り出す力をサポートする。なお、国内のコラーゲン・トリペプチド市場は、前年比20%伸長しており、ゼライスのコラーゲン・トリペプチドは前年比37.5%伸長したという。

    摩擦音ケアにひざ年齢

講演では、医療法人社団遼山会関麻衣病院の丸山公院長が「音で気づく ひざトラブル」の題で行った。丸山院長は、膝の軟骨の状態に合わせて3段階の膝音の変化があると指摘。初期段階は「ポキポキ・ギシギシ」、中期段階になると一旦音がしなくなり、それを放置しておくと「ゴリゴリ・ザラザラ」といった音に変化していく。正常な膝軟骨は、間接液に浸っているため摩擦抵抗が少ない状態である。加齢などが原因で膝軟骨の水分量が減ると摩擦で抵抗が大きくなる。そして、膝軟骨が摩耗していき、「局所的に圧迫力が増えることでギシギシや、ポキポキなどの膝音を感じると考えられる」(丸山院長)と説明した。

 医療法人社団遼山会関麻衣病院の丸山公院長

また丸山院長は、ゼライスが行った意識調査を示し、40代の男女の将来の健康不安では、がんや認知症を抜いて「膝の痛み」がトップであることを強調した。同調査によれば、痛みはなくても膝に音や違和感のある40代の男女が約8割いることが分かった。

続いて、うごきのクリニックの後藤純一代表が「ひざを痛めない姿勢と動作改善法」の題で講演した。後藤代表は、まず出席者全員に各々が思う健康な立ち方をとってもらい、「正しい姿勢の方は1割もいません」と指摘。その上で「胸を張って、ピンとした不自然に力が入った姿勢よりも、猫背に近いような緩やかな姿勢のほうが膝を痛めない」と語り、会場を驚かせた。

  うごきのクリニックの後藤純一代表

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