京急本社移転は10月 グループ企業10社1200人集約

みなとみらい21地区56-1街区で建設が進む「京急グループ本社」=横浜市西区

 京浜急行電鉄(東京都港区)は20日、横浜・みなとみらい21(MM21)地区で建設中の新本社ビル「京急グループ本社」(横浜市西区)への移転を9月17日から始め、10月28日までに完了すると発表した。同社とグループ企業10社計約1200人が集約することで業務効率化を図り、同社沿線の中間に位置する横浜エリアから沿線の活性化を実現していく。

 新本社ビルは日産自動車本社のほぼ向かいに位置する同地区56-1街区(敷地面積約2600平方メートル)で建設が進められ、8月下旬に完成予定。地下2階、地上18階建で、5~16階のフロアに同社と、東京都港区や県内に所在するグループ企業の本社が順次移転する。

 また付帯施設として、京急グループの企業博物館の機能を持つ「京急ミュージアム(仮称)」や、MM21地区における子育て支援施設として認可保育所を併設する。

 同社広報担当者は、「沿線の中心となる横浜エリアが司令塔になり、品川、羽田から三浦半島まで、沿線全体を活性化させていきたい」と語った。

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