改元またいで蒸留の麦焼酎 「平成・令和」24日発売

二つの元号をまたぎ蒸留された麦焼酎「平成・令和」=長崎市、霧氷酒造

 長崎市神浦夏井町の霧氷酒造は、平成から令和へ二つの元号をまたぐ時間帯に蒸留した麦焼酎「平成・令和」を24日から限定発売する。「戦争のない平和な時代が続くように」と願いを込め造ったという。

 仕込みから蒸留できるようになるまで約3週間かかるため、4月上旬に仕込みを始めた。4月30日午後11時から翌5月1日午前2時までの3時間蒸留し、原酒ができた。アルコール度数40度で、720ミリリットル入り。1500本を長崎市内の酒店で販売する。浦川英孝社長(68)は「時間とともにまろやかな味になる。焼酎が好きな人はもちろん、それぞれの人生の記念になれば」と話した。

 商品のラベルに名前などを入れるサービスもある。3500円。

 同社の「九州魂(くすだま) 麦」は、国際味覚審査機構の審査会で2017年から2年連続三つ星に輝いている。同酒造(電0959.24.1234)。

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