裁判員辞退6割超 県内、12年以降高止まり

 2009年の導入から21日で丸10年を迎えた裁判員裁判について、県内で裁判員候補者に選ばれながら辞退した人の割合(辞退率)は12年以降、60%を上回り続けていることが、宮崎地裁への取材で分かった。辞退率が高止まりしている背景には、審理の長期化や国民の関心の低下があるとみられ、識者は「司法への市民参加という制度の目的を考えると大きな課題」と指摘する。

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