南シナ海で中国漁船が増加

CSIS、サンゴ礁破壊と警鐘

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中国漁船が増加した南シナ海・スカボロー礁の2018年12月の衛星写真(CSISアジア海洋透明性イニシアチブ/Maxar Technologies 2019提供・共同)

 【ワシントン共同】米シンクタンク戦略国際問題研究所(CSIS)は20日、中国が各国と領有権を争う南シナ海で、過去半年間に中国漁船が増加したとの衛星写真に基づく分析結果を公表した。操業の結果、サンゴ礁の損傷など深刻な環境破壊が生じていると警鐘を鳴らした。

 CSISによると、中国漁船は昨年末以降、スカボロー礁(中国名・黄岩島)のほか、ボンバイ礁(中国名・浪花礁)を含む西沙(英語名パラセル)諸島付近で頻繁に操業。絶滅の恐れがあるとされる大シャコ貝の漁を行い、サンゴ礁も傷つけていると指摘した。

 大シャコ貝の殻は、宝飾品や彫像に加工するため高値で取引されるという。