週間最優秀選手にゲレーロJr.とベルが選出

日本時間5月21日、メジャーリーグ機構は2019年レギュラーシーズン第8週の週間最優秀選手を発表し、ア・リーグはブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)、ナ・リーグはジョシュ・ベル(パイレーツ)が選出された。メジャー初本塁打をきっかけに本塁打量産体制に入ったゲレーロJr.は球団史上最年少で週間最優秀選手を受賞。一方、チームの主砲として見事な活躍を見せているベルも初受賞となった。

メジャーリーグ史上で最も注目されたプロスペクト(若手有望株)の1人であるゲレーロJr.は、メジャーデビューから13試合連続で本塁打なしに終わっていたものの、日本時間5月15日のジャイアンツ戦でメジャー初本塁打を含む2本のアーチを放つと、同18日と同20日にも1本ずつを放ち、1週間で4本塁打を量産。4本塁打はリーグ最多タイ、9打点は同2位タイの数字であり、打率.333、OPS1.321という好成績で週間最優秀選手に初選出された。なお、20歳59日での一発は球団最年少記録であり、ブルージェイズの選手が週間最優秀選手に選出されるのは昨年8月のケンドリズ・モラレス以来。父のブラディミール・ゲレーロは、現役時代に10度の週間最優秀選手に選出されている。

ベルもゲレーロJr.同様に4本塁打を放つ活躍を見せた。フルシーズン2年目となった昨季は12本塁打に終わったベルだが、今季は本格開花を予感させる活躍を続けており、ここまでコディ・ベリンジャーとクリスチャン・イェリッチに次ぐリーグ3位の14本塁打を記録。週間4本塁打のほか、打率.407、OPS1.373という見事な活躍で自身初の週間最優秀選手に選出された。パイレーツの選手による週間最優秀選手受賞は昨年4月のジェイムソン・タイオン以来となった。

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