十八銀行(長崎市)と親和銀行(佐世保市)は20日、長崎県信用保証協会の保証付き商品「長崎全力応援融資」の取り扱いを始めた。両行が金融商品を共同で企画したのは初めて。県内中小企業の幅広いニーズに対応する。
十八銀が4月、ふくおかフィナンシャルグループ(FFG、福岡市)と経営統合し、両行は同じFFG傘下となった。2020年10月の合併に向け、営業面で連携を強化する。
他の商品に比べ借入期間が「10年以内」と長く、金利も抑えたのが特長。返済据え置きは1年以内。顧客が固定金利か変動金利かを選べる。固定金利の場合、▽借入期間5年以内=0.6%▽同5年超7年以内=0.8%▽同7年超10年以内=1%。変動金利は20日現在0.5%。
対象は、保証協会の保証実績、または、両行いずれかとの取引、推薦がある法人・個人事業主。同一事業を2年以上継続しているなどの条件もある。