日立オートモティブのEV向けインバーターをアウディが採用
日立オートモティブシステムズ株式会社のEV向けインバーターが、2019年3月に欧州で販売開始となったアウディのEV車「e-tron(イートロン)」に採用された。
e-tronはアウディ初の量産電気自動車で、2基の電気モーターと電動4輪駆動システムを搭載するフルサイズSUVである。
高まる電動車両の需要
世界的規模での環境規制の厳格化にともない各国で電動車両の普及が推進される中、電動車両の性能を向上させる高出力で高効率なモーターやインバーターなどの電動パワートレインシステムの需要が高まっていることが背景として挙げられる。
日立オートモティブシステムズ製インバーターの主な特長
アウディが採用した同社のインバーターは、EV専用に開発、設計されたもので、高出力密度によって動力性能の最大化に貢献する。
具体的には、新世代のIGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)を内蔵した小型高効率両面冷却パワーモジュールを搭載したことにより、インバーターとしては同社従来製品と比較して約160%となる高出力密度を実現した。
人とくるまのテクノロジー展2019に出展
本製品は2019年5月22日~同年5月24日までパシフィコ横浜にて開催される「自動車技術展:人とくるまのテクノロジー展2019 横浜」に出展される。
開催概要
■開催日時:2019年5月22日~同年5月24日
■開催時間:10:00~18:00(24日は17:00まで)
■会場:パシフィコ横浜・展示ホール
■主催:公益社団法人 自動車技術会
■入場料:無料(登録入場制)